ペダリング(又しても) - 2013.11.17 Sun
結局誰の作品を演奏するにしても「ペダリング」がネックとなる。
前回は「前期古典派」をメインにしたが終わらなかった(私の中では)。
「ピアノと向きあう」の中で、ドビュッシーの「雨の庭」を例に使い、ペダルの深さを数字化させてみたが、これは何も印象派に限ったことではない。モーツァルトの、当時は無かったにせよ(無かったからこそ)、現代のピアノで演奏するには「繋げたい」と思う2音間を、ほんの浅く短く踏むことで繋げることが出来る、また豊かに響かせたい数音の間を「遊びの深さ」を過ぎた僅かな浅さでぼかすことも出来る、バスを残すのに何気なく使う(使っているはずの)フィンガーペダルなど・・・
問題は「深さ(浅さ)」と「ふわっと上げる(寧ろペダルに押し上げられるように離す)」がメイン。フワッと上げておけば次のタクトで同時に踏む効果も生じるわけで。「底まで踏む」か「全く踏まない」かの黒か白かではない。
全て耳との連動なのだが…。
今回は舞曲に移る。それも日本人には苦手意識がある、と言われる3拍子のペダリングで始めた。
それ以前に、バイエル80番以降100番まで中から3拍子の曲をピックアップし、先ずはワルツのリズムを感じながら全員に弾いて頂く。
それとは独立して、「ピアノと向きあう」第171ページの①から⑫のペダリングを実践。
1人ずつ・・・最後に行くにつれて、音は替えてみる。
この後、本来はバイエルに戻り、テンポ表示は無視した自由な発想で「3拍子の作品」としてペダルを付けて皆さんに試演して頂く筈だった。ショパンのOp.18の本に載せた部分は扱う筈だった。
が、この時点で…何時間経っていたやら??
宿題とした。
加えて(これを書いているのは11月23日)、後日、ショパンのワルツ cis-moll Op.64/2 も宿題とした。
最初に「本番を控えている方々」の演奏は毎度お馴染みで、その中のワルツのリズムも同様。
モーツァルトのKV448がなかなか進まない。
「アンサンブル以前の事項」が多いので、まずはやはり個人レッスンだろう・・・
ということで、この日は小4のお嬢ちゃんに手伝ってもらって、第3楽章のペダリングの説明をした後、私と演奏。
全員に(一部であっても)弾いて頂く、という予定していた時間は無くなった。
ドビュッシーの「版画」や、ベートーヴェンの「ヴァルトシュタイン」第3楽章もメインの部分だけ駆け足にて。
この一週間は(も)諸事の合間をぬって譜例作成。
何気なく私が踏んでいる足を、具体的に数通りに記すのも可成り至難の業。レッスン時には行っていることだが、資料として二桁名に配布するとなると、何通りか考えるべき。趣味の違いを考慮するから。
切り貼りして裏表コピーをするなど・・
いずれにせよ音源がないと説明は難しく、勉強会を説明と試演の場に充てている。
これらは又【別館】にでも・・
2時から始めて、強引に7時には切り上げた。
やはり二組に分けないと無理があるかもしれない・・・
(11月23日・記載)
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