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2020-09

兼・備忘録 - 2013.11.09 Sat

11月3日(日)
1ヶ月ぶりの教会。
召天者記念礼拝。
カトリックでは1日がAllerheiligen(諸聖人の日・万聖節)、2日がAllerseelen(万霊節)で一般の墓参りがなされる。
プロテスタントの日本基督教団では、11月の第1日曜が、亡くなったキリスト教信者を偲ぶ日となっているそうだ。(我が両親、父方本家の教会 - 教団の違う - では、イースターに「召天者記念礼拝」を行っている)

今日の聖書の箇所は、申命記 34章1〜8節、及び、ヨハネによる福音書21章20〜22節。
説教タイトルは『中断される人生』
モーセ、ペトロ、ヨハネ、という3人の全く違った最期を比べる。
「中断」とは「中途半端で終わる」ことを意味するが、信じている時に後悔はない、信じて生きる(自分の幸せの為にではない)、神を信じて生きることそのものが幸せなのだ、という内容。

父の最期を思い出す。63歳の。
母の最期を思い出す。晩年の不自由な脚での生活。これは既に何度も書いてしまったので省略。
ただ、ここで「私は?」と思う。
母は、亡くなる前の数年間、マンションの隣家の少女のピアノ、泣き声や母親の怒鳴り声に悩まされた。いや、本当にこれは悩まされたと思う。練習とも言えぬ騒音、1音鳴っては途絶え、又1音鳴る…譜面とは全く違う音の数々、不可能なレベルでの選曲…延々と続いた挙げ句の母親の怒鳴り声と子供の泣き声!!母は度々こぼしていた。そして耐えられずに「ピアノでお役に立つことがあったら言って頂戴ね」と言った。その母の言葉を真に受け、いや、渡りに船だったのだろう、毎日のように母のところに習いに来た。どこかの教室の「発表会まで」の「無償の奉仕」だった。とんでもない場所に入居させてしまった…と悔いたもの。これが母の「中断」を早めた??
そして現在の私は、偶然にも似たような年齢の、似たような子供に全く同じ曲を教え、疲れ果てている。
母は幸せだったろうか?この死者の日に母が「本当に大変だったのよ」と電話をして来たが如き思い…(不信心な私なので)

それでも、どんな「中断」が待っているか想像は着かないが、イエス様が共にいらしてくれることに感謝せねば、と帰宅し、「あぁ、良い礼拝の時が持てた…」と心穏やかに少し休み……が、夕方から現実が来る。その亡き母の元隣家と同じ曲に始まるレッスンだ……穏やかならぬ心が生じる。何よりもその子供自身の将来を案じる。どう転がっても良いように選択肢の間口を拡げておく親。
母が「こういう親子は初めて!」と呆れて毎日電話してきたように、母が生きていたなら、私も母に「私も今全く同じ、やっと気持ちが分かった」と言うだろう。母の隣家は、母が亡くなって間もなく引っ越したそうだが、どんな少女に育っているだろう?もうじき7年が経つ。

夜はヘトヘト。夕飯を終えて即刻うたた寝。


11月4日(月)
振替休日?
午後ずっとレッスン。

11月5日(火)
午後1人、夜1人レッスン。

11月6日(水)
午後、モーツァルト2台ソナタ(KV448)を一組レッスン。

11月7日(木)
夫の都合がどうしても付かずに、私が娘を病院の予約外来に車で連れて行った。
こういう日に備え、事前に1人で往復して道を覚えておこうと思ったのに、これでは「ペーパードライバー」も同じではないか!と我ながら唖然。(実際、1998年から2010年まではペーパードライバーだったが)
運転用の眼鏡をかけると実に遠くまでよく見えるが、カーナビが近すぎて全く見えない。
結局、文京区までの道に詳しい娘のナビにて都心を横断。
特に帰りがいけない。目が乾きすぎていることも相俟ってか、道路に引かれた白い車線も矢印も見えない。赤信号の時に出ている右折可や左折可の青い矢印も見えない。眼鏡はしっかり1.5も見えるように調整してあるが、暗い中では瞳孔が開いて焦点の場所も変わるだろうし、左右のガチャ目や、眼鏡では矯正不完全の不整乱視も輪を掛ける。
夜の知らない道の運転は・・・もしや(コンタクトレンズが使えた)1990年代以降初めて??
区内の知り尽くした道は、今も昼夜を問わずよく走っているのだが。
又しても娘のナビにて辛うじて帰宅・・・やれやれ・・(いや、これは本来娘の台詞だ)

ところで、私らの頃の産科受診とガラリと変わっていることは、息子の嫁の臨月に病院まで同伴し、ある程度知っていたつもりが、- いや、その時は診察室には入らなかったと思うので定かでない - 今回は又しても吃驚の連続。約40分間「胎児の心拍数、胎動、子宮収縮」などをグラフに記録する装置。心電図のような・・・胎児の様子も明確で、医師が「どこか特に見たいところはありますか?」の言葉に、思わず私が「指が見たいです!」と乗り出してしまった。生憎手は隠れていて見えなかったのだが、髪の毛がフサフサと羊水の中でたなびいていた!!(医師が「羨ましいです」と…思わず先生の頭を見てしまったけれど、ちゃんとフサフサしておられました)
何という不謹慎な記録!!

心身共に元気な子供を無事出産へ、と願う毎日。


11月8日(金)
私自身の検査。
膵臓を中心とするMRI。最初は普通に、次は造影剤を注射しながら。


「大きく息を吸って」「止めてください」の反復なのだが、段々それが子守歌に聞こえてきたらしい。
途中、マイクで「息を止められますか?動いているんですが…」との忠告が!!
一瞬深く眠ったらしい。
その後も気付くとうつらうつらと夢の中、そして「いかん!!」と気付く。

以前、結構長時間のMRIの時、確か入院中で左上腕の筋肉の画像を撮った時だと思うのだが、何十分も大爆睡した。
あんな工事現場のような騒音の中で!?と呆れられたが、実に心地良かった記憶が・・・


今回は、いつもの「お疲れ様でした」ではなく「お大事になさってください」だったので、「ん?何か見つかったのかな??」と思ってしまった。


午後1人レッスン。
終えて夕方、友人が「フィギュア男子ショートをやっている」と教えてくれ、高橋大輔選手の演技に間に合った!
作曲者は聴き取れなかったが、日本人の作品で「ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ」。
あたかも演奏の指揮をしているかのような…つまり音楽の起伏・緩急を逆に指示しているかのような腕の動き、バレエダンサーのような全身での表現。
一体いつ4回転があったのか?と思い出せないほど圧巻、食い入るように観てしまった。語彙に乏しく、文章化は出来ない。
演奏家が「曲中で難しさを見せるレベルはまだまだ」であるのと同様、高橋選手の「いつ何回転があったのか」を感じさせない演技に舌を巻いた。得点も95.55・・・
夜の女子も見るつもりが、又してもテレビの前のうたた寝と化し、時々目覚めるものの「あぁ〜ぁ、そんな美しいメロディーのフレーズの静かな終わりで激しいジャンプはあり得なかろう・・」と又しても口うるさい私。「世界の壁」があるとしたら、やはり振付だろう・・そして又うつらうつら・・聞こえるはBGMと化した音楽に、うるさい「解説」。それも何回転ジャンプ成功失敗云々ばかりの。見ていれば分かります!(他局は、解説だけを消すことが出来るのに…)

勿論陰にある選手の血の滲む努力は分かる。特に身体を道具・手段とする分野。どの世界も同じだから分かるけれど・・


11月9日(土)
午前中1人レッスン。午後の生徒は気の毒にも体調を崩して休みに。
テレビを点けたら、フィギュアのフリーをやっていた。
又してもうつらうつらと居眠りをしながら、時々目を開けて見ていた。

プルシェンコが懐かしい。
追い越した選手は居るのだろうか?きっと世界の何処かに居るのだろう、と思う。

フィギュアの演技(音楽表現としての)については娘と意気投合。


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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
★恩師のことは55年間を遡り少しずつ記載するつもりです。目下のところはこれだけです.
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★このブログや大元のサイトへの感想やお問い合わせはservus2008@gmail.com宛に@を半角に直して送信願います.
【BGM】
Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
★Copyrights©1997-2020 Chieko Oku All rights reserved.
制作・著作:奥千絵子
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