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2020-04

もうひとつの朝ドラ - 2013.10.15 Tue

「あまロス」という言葉すら流行するほど、4月から半年間の「あまちゃん」は日本全国を魅了した。
私も珍しく、いや、初めて、第1回から最終回まで1度も逃さず見た。時には再放送まで!

さて、「もうひとつの」朝ドラは・・

2006年4月から9月まで放映された(らしい)「純情きらり」。
再放送が「あまちゃん」より1週間遅れで始まり、1週間遅れで終わった。

日の出と共に目覚める私で、何気なくBSプレミアムを点けた。
特に興味が湧くものではなかったのだが、一体いつ放映された朝ドラだろう?と調べたら、2006年!
その年末に亡くなった母が、「今度の朝ドラはいいわよ、貴女も見なさいよ」と勧めてくれたのに、1度も見ることがなかった、というもの。
言い訳だが、その年は本当に忙しかった。そして悔いも残った。
2001年にCD約3枚分になるであろう曲数を収録をし、放置していた。その2006年に、その音源を2枚組のCDにしておこう、と思い立った!DATのままでは音も劣化する…どうせリリースするならリサイタルをして販売を…と思い立った。
リサイタルに於いてマネージメントは使わない。チラシやチケット制作も宣伝も、全部自分でこなすために多忙を極めた。
音源の放置は、2002年に同居の義母が亡くなり、その年の暮れには(義母の遺影前の蝋燭から出火し)母屋が完全なる全焼。2003年はシロアリの被害が見つかって結局全面的に我が家と共に建て替えることになり、業者選び・決定。2004年年明けに棟上げをし、3月に引き渡し・引っ越し。その後も防音工事が続いた。実家の母が(膝が全く曲がらずに、広い実家を持て余し)向かいのマンションに引っ越す。さし当たり我が家の古い方で、マンションが空くまで待機。真夏にマンションが空き、引っ越しにバタバタと過ぎた。
2005年は、久々に落ち着いて生徒たちのレッスンにも励むことが出来た。
CD制作やリサイタルは、…心密かに、近い将来にやって来るであろう母の介護、その前にこなしてしまいたかった。愚かだが正直なところ。
折しもモーツァルトとシューマンの記念の年。その2人の作曲家でプログラムを組むことにした。
シューマンは当初「カーナヴァル」だけの筈だったのが、途中から(リクエストにて)「幻想曲Op.17」が加わった。
何と無謀な!!!!!(いくら若い頃に人前で弾いたとは言え、たったの2ヶ月で準備)
結局CDの編集とブックレットの文章、何より練習をしなければ!という焦り。(毎度のことながら決めるのが間際過ぎなのです)「カーナヴァル」だけだって、好きな曲とは言え私の手のサイズにはきつい。そこにファンタジー!?
・・・皆に呆れられたことは言うまでもない。

母が「今度の朝ドラは良いわよ。見なさいよ」と何度言ったことか・・
けれども1回も見なかった。見る心のゆとりがなかった(それでいて、趣味のドイツ語はまだ続けて通っていたのだから矛盾)。

話が又しても遠回りした。
再放送の「純情きらり」が、その年に母が勧めてくれた朝ドラだと知り、まずは見てみた。
丁度父母の育った時代に近い。
しかもピアノを志し、家族の反対を押し切って上京するヒロインや、戦前〜戦後の混乱期、「油絵などとんでもない」(それ以前に絵の具が手に入らない)、ドラマを通じて父母の青春時代を垣間見た。
おそらく母は私にそれらを、ドラマを通じて伝えたかったに違いない。父母の思い出話もしたかったに違いない。
また、時代が時代なのにドラマで最初の頃に使われていた楽譜が、ヘンレ版の、それもピースもの。あり得ません…って…そんな雑談も母はしたかったのだと思う。(楽譜はその後、ペータースもどきになったが、それもあり得ない)色々な「あり得ない」ことも笑い合いたかったのだとは思うが……自分の命あるうちに、ドラマも介して昔話を伝えておきたかったのだろう、と今になれば分かる。

という訳で、もうひとつの朝ドラも見た。見続けた。(何回かは抜けたが)
亡き母と対話しながら。
結果、朝6時からBSプレミアムの「クラシック倶楽部」を見ながら朝食。その後、パソコンでメールのチェック・返信。7時15分に「もうひとつの朝ドラ」の『純情きらり』を見て、引き続き『あまちゃん』を見る、というスケジュールで朝を過ごす半年間となった。

その「もうひとつ」も終わり、朝ドラから離れた。
最近は「おひさま」「カーネーション」「純と愛」など、部分的には見たが、おそらく暫く朝ドラは見ないだろうと思う。



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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
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室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
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