粗忽者の学習 - 2013.09.18 Wed
昨日、久々のカーブスから帰宅し、夕飯用に前日の豚汁の残りがたっぷり入った鍋を温めていた。
しかもガスの炎全開…
隣りに置いてあるフライパンを洗うべく、シンクに運ぼうと取っ手を左手で握りしめてしまった!!
悲鳴は上げなかったが、内心「ぎゃ〜〜〜〜〜〜!!!!!(黄色い声)」
鍋の外側にはみ出た炎でフライパンの取っ手を焼いていたのだもの・・「熱い」なんてものではない!!
握った手のひらを水道水で冷やそうとしたけれど、こんなものでは焼け石に水。
沢山ある「保冷剤」から良さそうなものを選んで、しっかり握りしめた。
いくら握りしめても手のひらはどんどん痛みが増す。
これはエキザルベだ!!と、と左手は保冷剤を握ったまま右手で探すも、定位置には無い(家族たちに貸しては返ってこないので)
夫に訊いたら「あるよ」と、以前貸したものを持って来た。
べったり塗ってガーゼで空気を遮断…全然効かない。上から包帯ぐるぐる…全然効かない。保冷剤を更に握っても…全然効かない。
これは救急だ!折角自分だけの為の筈だった5日間がっ!!(手を使わない職なら、これで自然に治るのを待つが)
近所の、車でも自転車でも5分かからない救急医へ電話。いつものオールマイティの先生もいらっしゃるとのことで、夫に運転させて出向いた。包帯の上からも保冷剤をしっかり握って。
殺菌作用のある軟膏(アズノール)と局所麻酔剤(キシロカインゼリー)とを混ぜ合わせたドロドロ(ナントイウ表現!?)を、手のひらから5本全部の指先までたっぷり塗ってくださった。やられた深さは分からず、真っ赤であることから水疱になる可能性にて。「又明日診せてください」と言われた。
あとは看護師さんがその上から器用にガーゼを貼り、包帯も二重巻き、更に握って行った保冷剤を握ってネット包帯も。
痛み止めと胃薬もその場で処方されて帰宅。
夕飯食べて痛み止め飲んで・・・暇・・・寝るには早い。
パソコンを開いた。
「利き手じゃなくて良かった」はパソコンでは無関係。
片手で打つということの大変さ!!
目一杯手を広げ、(Macの)optionキーと「e」は掴めても「_」は全く届かない。仏語専門でなくて良かった。optionキーと「u」は何とか届くからドイツ語のUmlautは打てる。「;」は全く届かないから「…」は英数の「.」を反復するしかない。それ以前に、右手だけで文字を打つ・・画面は見ずにキーボードを必死に見て追って、眩暈がしそう。
・・・って、パソコンでこんな実験をしている場合か???
手書きを殆どしなくなった今、パソコンでは利き手も何も区別がないことが分かった。左右での分担は知らず知らず決まっているのだろうが、これは左脳の役割も右脳の役割も区別のない、脳にとっては良くない機械的作業をしているのだろう・・(optionキーが左にあり、enterキーが右にあるのは「脳」への考慮だろうが)
携帯で文字を打つ時も、私の場合は両手で分けている(携帯が重いので支えつつ)。
さて、寝ようか、と思えど、カーブスでかいた汗を拭きたいが、タオルを濡らせても絞れない。
髪の毛も洗えない。
今朝は起きて、歯磨きをしようにもチューブから右手で押し出して右手に持った歯ブラシにくっつける。
洗顔は、石鹸を直接顔にこすり付けて、右手に水を溜めては洗い流すという気長な作業。
このミイラ状態の包帯から一刻も早く解放されたくて病院へ一番で。
既に混んでいた。
2時間待った後、やっっっと呼ばれて、先生も「さぁ、どんなでしょうね」と怖々…
万歳!!!水疱もケロイドも無い。
場所によって(明らかに取っ手が強く圧迫した箇所)は赤いまだら模様になっているけれど、軟膏を処方され、あとは家で塗れば良いだけ、となった。あ〜〜〜、良かった!助かった!!
こういう時は、医師が神様に見える。(おっと、こういう表現はキリスト教では禁止???)
それにしても、今までも左手を捻ったり指を切ったり、と医者には随分世話になったが、こんなに手全体をぐるぐる巻きにされたことはなく、「利き手は無事さ!」という考えは全く無意味であることも分かる経験となった。
日常生活では、(右利きの場合は)支える左手が使えるからこそ右手が機能する!!
弦楽器やピアノの演奏表現基礎に於ける左手と右手の役割分担と全く同じであることを実感する出来事と相成った(本当の右利きに限ってのことだが)。弦楽器では音程を担う左手の確実さと豊かな感情表現の右手、ピアノでも楽器の構造上バスの支えは左手で、右手は旋律…基本的には、だが。
右利き向きに楽器が作られたのか?圧倒的に右利きが多いのか?
左利きには不向き、ということは決してない。脳の左右が全面的に生まれつき反対向き、というケースは少なかろう…
追記(自分のための記録);
すぐに保冷剤を握りしめ、包帯で空気を遮断したことが良かったのだろう、と言われた。それと、使ったエキザルベは本来、水疱が潰れたりケロイドになった時に使う薬だそう。塗らないよりは良かったと思う。包帯だけでは空気を通してしまうから。
追記(自分のための記録その2);
久々のカーブスの後は要注意。どうやら日頃の運動神経と脳との連携作業が狂うようだ。2月の玄関でのスッテンコロリンもそうだった(タンコブが完治するのに半年かかった)。その他モロモロ、考える前に身体が動くようになってしまうのだろう。息子の早すぎた寝返り(生後2ヶ月)、ハイハイ(4ヶ月)、歩き始め、寧ろ突進(10ヶ月)と全く同じだ・・・と痛感したのでした。
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