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2020-04

訴えたいほど腹の立つこと - 2013.07.21 Sun

何ごとに於いても「ゼロ」をスタート地点とした時、進む方向は数直線に於いて「+」であるべきことは明らかなのに。
世の中、何といい加減な楽器演奏教師の多いこと!所謂「お教室」のチェーン店みたいなものです。
教える内容が10項目あったとして、5項目も数直線の「ー」方向に教えていることがある。ひどい場合は10項目とも。手の構え、指の形、鍵盤の下げ方、譜読みの際の音符の長さ・高さ、譜読みの折のテンポ、姿勢、脱力・・・等々、挙げていけば10項目では済まないのが楽器演奏への道。「楽しければよい」ではないのです。楽しければよいレベルは幼稚園や小学校が担う訳ですから。

私のところには、何十年も前から、そういう子供が来る(あ、大人もだ!)。「まっさら」なゼロの状態なら何と有難いことか・・それを何を勘違いしたか、多少弾けるようになってから来よう、と「マイナス方向への指導」を散々受けてから来る。
おそらくお月謝の金額のこともあろう。その類のところは、グループレッスンのこともあり、個人レッスンであっても30分も教えなかったりする。30分で何が教えられよう!?!?!?

本来ならお断り願いたいところだが、そのお子さんが余りに哀れで不憫で、ついお教えすることになってしまうのだが(それと紹介者がある場合には、その義理もあり)、この年齢になると辛いものがある。しかも5歳から10歳まで、ひたすらマイナス方向に進んでしまった子供が来ても…。これを矯正するのはちょっとやそっとの労力では済みません!内心「病気(膠原病)再燃したら責任取ってくださいね」とすら思う・・氣力・体力ともに限界。
5歳から7歳位なら軌道修正は比較的すんなり。あとはひたすらプラスに向かい、小学生のうちに大人顔負けの演奏をするようになったケースも多い。



20年位前に、親御さんが「先生はまるで『ピアノクリニック』ですね」と仰ったことがある。実に言い得て妙!
その時も「今後は『ゼロ地点』に居るお子さんだけに絞ろう」と思ったというのに。

いや、中には「チェーン店」であってもお子さんの吸収力・思考力・集中力も相俟ってだろうが、「そうか、この點に於いては私も見倣うべし」と思うことも稀にある。


教えるにも「検定試験」のようなものを作るべきで、「貴方はこのジャンルなら教えてよい」とか「貴方は自身がもっと指の形を整えてから教えるべき」と落とすとか・・・或いは「こういう子供が来た時に、どのように教えるか」を問う試験とか・・

ここに「私」という被害者の居ることを強調。子供は「犠牲者」だ!どうして親御さんがもうちょっと考えないのだろう?

お勉強の「塾」も然り。お客さん集めに必死な塾は「たのしくお勉強しましょう」とか「こんなに進学率が良いのです」とか、嘘八百とまでは言わないが生徒集めに必死。無料体験教室などを開いて、子供が親に「行きたい」と言うように仕向ける(=洗脳)。(全部が、とは言っていません)
もう20年以上も昔、私も母親としていくつかの塾を見学しに出向いたことがあった。
ある塾では殆どが大学生のアルバイト。社会科では「日本アルプス」の名前で「木曽山脈」と「飛騨山脈」を逆に教えていたし、算数ではお子さんがどうして分からないか考えるのがしんどいので「公式化」して、本来あるべき考える能力を奪っていた。
一方では、私自身が習い直したいな、と思うほど素晴らしい指導をしている塾もあった。
これらは「教える」立場として感じ入ることが多かった。

そんなこんな、何十年も昔、ピアノに於いてマイナスからゼロと通過してプラスに行った子供達が、願わくはピアノを仕事や子育ての傍ら「癒しの道具」として弾いていてくれることを…。

記しておきたいことは山ほどあるので(あるが?)、続きは又。


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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
★恩師のことは55年間を遡り少しずつ記載するつもりです。目下のところはこれだけです.
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【BGM】
Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
★Copyrights©1997-2020 Chieko Oku All rights reserved.
制作・著作:奥千絵子
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