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2020-03

ハイドンとモーツァルトの違い - 2013.07.03 Wed

幼かりし頃、家にはレコードプレーヤーもなく、ラジオから流れてくる音楽に、母が私に「誰の作品だと思う?」とよく訊きました。全く知らない曲に於いて、です。
でもバッハは分かる(多分、ヘンデルは敢えて訊かなかったのだと思うが)。シューベルトも分かる。
最も難しかったのがハイドンとモーツァルトの違いでした。
ピアノ曲もオーケストラ曲も、全く同じに聞こえた(今でも曲を知らなければ同じに聞こえるかも演奏にも因ろうが

本日は小学4年生のお嬢ちゃん。
レッスンは、偶々ハイドンのソナタとモーツァルトの2台のためのピアノソナタ!
両方とも第1楽章、両方ともD-dur、両方ともAllegro。
どう違うか、ということを尋ねました。小4には酷な質問です。
他に曲を知らないことも承知で。
でも「導入」といいますか、「今後への意識」といいますか、やはり大切なことは扱い、環境に於いて意識してほしいので。
モーツァルトのオペラもアリアも多分知らないだろうし、ハイドンのシンフォニーや「四季」だの「天地創造」だのと言っても知らなくて当然なのだが。(ハイドンは、いつか - ピアノを始めて間もない頃の発表会で - 所謂「吃驚交響楽」をお母様と私も一緒に2台6手にアレンジして弾いたことはあるし、その時、さほど「技術的には」難しくないソナタの第3楽章も弾いたが)

大雑把に分かりそうな範囲で話す。
具体的に話す。
モーツァルトは、スコアを見ながらディヴェルティメントを聴いてもらった。
先日来、ハイドンらしさを求めすぎて、モーツァルトがハイドン化していたのです。
(次回は、ハイドンっぽいモーツァルトの演奏、モーツァルトっぽいハイドンの演奏、弾いて示してみようか・・いやいや、それ以前にオペラアリアや歌曲、オラトリオなどを扱うか…小4には難しいので、勉強会に於いて、かも)

その後、又しても家にいた夫を呼び、二台ピアノを聴いてもらった。
(言葉は違えど言っている内容は同じだったのだが・・・とっても良い、と褒めてくれていた)

彼女の今後の課題のひとつになることでしょう。大人だってプロだって難しいことは十も承知ながら。
大切なことはプロもアマも、年齢に差があっても同じです。



ハイドンもモーツァルトも現代のピアノという楽器は知らずに作曲しているわけですが、ハイドンのピアノ曲は当時の楽器そのものを頭で鳴らして作ったのではないか?モーツァルトはヴァイオリンの音が頭で鳴り、そのボウイングで常にアーティキュレーションスラーを書いていたことで現代のピアノで「名曲」という扱いになるのではないか……勝手な推測です。

ハイドンに関する画像付き文章、下記もどうぞ。
http://allegrobunchan.blog18.fc2.com/blog-entry-290.html
http://allegrobunchan.blog18.fc2.com/blog-entry-292.html


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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
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Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
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制作・著作:奥千絵子
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