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2020-04

2組に分けてみた勉強会 - 2013.05.13 Mon

個人レッスンとは別に「勉強会」と称した集まりをしていることは度々書いているような…

10人を超えると、時間がとても長くなるのみならず、弾くことを遠慮してしまう方もおられる。
又、練習中の曲の披露、特に本番を控えた方には「リハーサル」として必ず弾いてもらうのだが、私が突っ込んだコメントをする時間が無くなる。勿論、「人前で弾く」ことで奏者自身が弱点を発見し、逆に「この部分は人前で弾いたら、こんなにも心地良かった」と新たな発見をしてもらう為でもあるので、私のコメントは二の次で良いのだが、それでも折角弾いてもらうのなら「ミニ・レッスン」それも「人前でのレッスン」を通じて身に付くことは多いはず。

話が飛躍するけれど、私が小3から大学を出るまで師事した永井進先生は、プライベートでのお弟子さんは土日のみ、それも一人ずつ時間が決まっている訳ではなく、あたかもグループレッスンの如く…先生のお宅に着いた順に皆の前で弾く。私が初めて通い始めた頃は「開門」が午後1時で、待っていた生徒がゾロゾロと入って行く。だからレッスン室にぎっしり(向かいの控えの間、といってよいのか、奥さまである美恵子先生のヴァイオリンのレッスン室でもある部屋にまで)・・早く着いた生徒たち(敢えて「生徒」と呼ぶ。最近「生徒とは小学生のみ」などという意見もあるが、それは一般の学校の場合であって、習い事では何歳になっても習う側は「生徒」だと思う)は比較的時間を取って見てくださるのだが…と言っても30分位だろうか?私のようなオクターブも届かないチビは、例えばソナタのひとつの楽章など、曲そのものも5分とかからない。だから1回通してうまく弾ければ、「うん、いいね!」でおしまい。時には「この子の手は自然だろう?」と年長の方々への見本になったりして(身体も小3で120cmしかなかったので、よほど小さい子供に見られていたに違いない!!)、そんなこんな、何時間も待ったとしても5分で終わってしまうことが殆どだった。練習不足だと「ここのところ」と楽譜に何か印を書かれて、おしまい。それが小学校6年になるまで続いたと記憶している。
でも、大人(私にはそう見えた受験生など)の方々も、下見の先生から送られてきた真剣な方々、私と余り歳の差はなくても手が大きかったり…という方々は、先生の厳しさを見抜いておられた気がする。
それにしても土日それぞれに30人ずつ、などという時期もあったので、真剣に学んでいる人達は「それだけで充分にリハーサル」だったのだと思う。永井先生の「よし!」がどれだけ価値があったか、幼かった私は知るよしも無かったが。

と逸れ出すとどこまでも逸れる悪いくせ。読み直さない。書き直さない。

ともあれ、目下の私の大人の生徒たちは殆どがピアノを職としているか、たとえアマチュアであっても音大を出た方たちと同等かそれ以上のレベルの人たちなので、人前での通奏が何より勉強になることを痛感してくれている。
でも、一応謝礼も頂くので、勉強会とはいえ、今後の課題は指摘するし、褒めるに値する箇所は褒める(という心構えではいる)。

通奏以外にもテーマを決めて、例えば本で分けたタッチ、【A】【B】【C】【D】の基礎の復習や応用など・・

なのでとても長くなってしまう。それでももっと深く追究&追求して欲しく。


という訳で今回は2組に分けて行った。
いつも予め、次回の期間から駄目な日だけをメールで書き送ってもらい、集計して日時を決める。
今回は11人が出席可能。
というわけで、6人と5人に全く機械的ながら分けた。5月6日と11日とに。

結果はとても良かった。私には、だが。
何よりスペースが充分にある(参加でなくとも、飛び入り聴講のスペースも充分で)。折りたたみの椅子を出さずともソファだけで事足りる。
一人ずつの演奏にも妥協のラインまでであってもコメントしたり弾いて示したり…という時間が取れた。
その後、誰かの弾く基礎の曲から発展して、皆が次々質問をし、奏法や練習方法の示し合いが限りなく続く。

本には生憎動画は載せられない(当然だが!)。特に11日は、本に書いてある練習の仕方は勿論、具体的な脱力方法、また割り箸を使っての拡張や、隣接する2本の指を広げるための練習方法など、質問から発展して、丹念に扱うことが出来た。
また、心打たれることは(音大を出ていて、ピアノ教師をしていても)謙虚な姿勢にて自らバイエルを使って、レガートで表情豊かに弾くためのタッチや、フレーズの切れ目で自然なブレスを表現するための手の使い方など、工夫してきて(レッスンでも質問してくれるので嬉しい限り)披露してくれた人も居た。一同とても為になった筈だ。
少人数ずつに分けると、こういうことが可能になる!!

それでも6日は、休憩を挟んだので2時から始まって、確か7時か7時半までかかった。
11日は3時半からにして、休憩無しで6時半か7時には終わった。

今後も普通の勉強会はこのように行いたいと思う。但し特殊な場合、例えば、予定している2台ピアノ(モーツァルトのKV.448)はランダムで当日組み合わせを決めるので、1日に纏めたいが…。

まさに走り書き。
このままアップさせますが、後で手直しをするかもしれません。

と書いて、手直しではなく追記。
両日とも通奏は何故かショパンが多く、即興曲計3曲、エチュード(一人はOp.10/2とOp.25/11、一人はOp.10/3)、ノクターンOp.62/1、モーツァルトのヴァリエーション(Duportのメヌエットによる)、ドビュッシーのプレリュードから抜粋など。
そのショパンのエチュードOp.10/2が難しく、フィンガリングをどう使っているか、という話で皆が盛り上がってきた。大いに工夫をして意見を交わして欲しく、嬉しいことだった。
ただ、ひとつ言えるのは、その練習曲が弾けるようになることが最終目標なのか、それとももっと技術的に難しい曲を弾くための練習曲として扱うか、それによって取り組み方は当然変わる。十人十色であって構わないと思うが、リストの超絶技巧やラフマニノフの3番のコンチェルトや、手が大きくなくては弾けないような数々に挑戦するのであれば話は自ずと…
何とか掴める音を、安易に左手が空いているから、と左手で取ってしまっては技巧習得の意味で甚だ勿体ない。

小は大を兼ねない。




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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
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演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
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制作・著作:奥千絵子
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