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2020-09

節分の一日 - 2013.02.03 Sun

去年余り開くことの出来なかった、ピアノの生徒たちの勉強会、今年は1−2ヶ月に1回は行いたいもの、と思う昨今。

皆さんにメールを流して都合の悪い日だけ「×」で返信頂き、参加人数最多可能の日に設定する常。
2月3日(日)になった。


何かよく聞く日にちだな…と思えば、節分。
我が家は皆が「恵方巻」を楽しみにしている。もう何年も…一体いつからこういう食文化が習慣になったのかは知らないが、何でも節目はあるほど良いかも…
(義母の生前は毎年、「一陽来復」をその年の恵方にご飯を糊代わりにして貼り付けたものだった)


そんなで、朝から「優先順位」で頭が混乱。
何日も洗髪していない頭…まずは洗ってカラートリートメント(って、どうして私のブログは、普通だったら書かぬであろうことで自爆??)

それから恵方巻の具材を焼いたり煮たり・・厚さ5センチを超えるであろう厚焼き卵を焼く。人参、いんげん、干瓢(買い忘れを当日スーパー開店と共に夫に頼んだ)、干し椎茸(頂き物の贅沢なほどの肉厚)、高野豆腐、などを煮る。
あとは夜に胡瓜や田麩など入れて巻けばよい状態にしておく。


そしてここから、勉強会の準備となる。
いつも4時間、と伝えても5時間になるのは、私の進行の悪さなのだが・・・

去年までは「タッチの種類」ばかりを「基礎」として行ってきたので、今年はもう「個別のタッチ」はそれぞれのレッスンに回し、勉強会ではその応用、つまり「ル・クッペィ」の練習曲、ブルクミュラー、バッハのインヴェンション、チェルニー30番や40番。(あくまでも予定)
個々のタッチをつなぐ補助動作まで進みたい。
これらを前半にし、後半は「練習中の作品の披露」。
いずれも、皆さんで意見を交わし合ってもらいたい、というのが私の方針(方針だけで終わりがちな時もあるが)。


加えて、ふと思った。
基礎の応用の曲までは皆さんに弾いてもらっても、「その先には、こういう作業があるのだ」ということを示しておいた方がよいのではないか?と、日頃問題になっている「アーティキュレーション」を扱うことにした。但し、突然楽譜を出されても困る、と停滞するに違いない……。えい!それなら私が試演しよう。
という訳で、既に「譜読みの段階」で、「スラー」が「アーティキュレーション」を示すのか「レガート」を示すのか、それとも「フレーズ」を示すのか、読み取ることをお薦めする、という内容を、ベートーヴェンのソナタ数曲から抜粋でコピーして配り、弾きながら説明することにした。
「スタッカート」の「・」も同様。「出来るだけ短く切る」との誤解が多い。ロマン派以降はペダルで誤魔化しも利くが、あくまでも誤魔化し。長さ、切り方、抜き方を具体的に考慮してペダルも使用すべきだと思っている。
まして古典派、特にベートーヴェンともなれば…とこれも弾きながら説明を入れる。「・」の無い、スラーの切れ目の切り方も「スパッと切る」のか「ふわりと抜く」のか、等。
理論家は色々仰るが、それを鵜呑みにせず、自分はどのように音を描きたいのか、という「待てよ?」の一瞬が欲しい。
結果的に、指のみならず、肩から先の使い方は左右で全く異なることもあるし、異なることが殆ど、と言ってよいほど。これが出来るようになるには、まず考えて、その通りに片手ずつの練習をすることに始まる。

音と言葉で示すので、どうしても「勉強会」は長くなる。
でも、どうしても伝えておきたいものは省けない。

それ以前の「基礎の応用」も、皆さんの演奏を聴きながら、「こういう話はしておきたいもの」と、遡って日本のピアノ教育の歴史(と言うのは大袈裟ながら)1950年代、1960年代・・・教育者たちの努力を話すことになる。
また、1950年代から留学されて後、日本のピアノ教育の中に漸く「重力奏法」を取り入れてくださった大先輩の先生方。1960年代当時はNHKに「ピアノのおけいこ」という番組があり、私が大学生だった頃には、井内澄子先生がそれはそれは素晴らしいレッスン、電波に乗せて教えてくださったものだった。同じ大学の中にも、こっそり習いに行っていた人もあったようで、とても羨ましかったことも思い出す。その後の井上直幸先生も素晴らしかった、と記憶しているが、私は既に留学してしまったので、その後のヴィデオでしか知らない。
そんな話も挟むので、どうしても長くなる。私の中では決して「無駄話」ではなく「貴重な披露」と思っているのだが…

1本の指が独立して動くトレーニングはとても大切です。それも自然な形で。余計な力が入ることもなく。
ただ、独立しただけでは機械音!
スタートに立っただけです。

まだまだ話し足りなくとも先へ。


本日の出席者は、小学生のチビちゃん1人とアマチュアの1人を除けば、他は何らかの形で(演奏家や教師として)ピアノを職としている人達。合計12-3人。例外の2人がとても優れていることは勿論とても嬉しいし、音大を出て、積極的に新たに学び直したい、といらしてくださることは、もっと嬉しい。表情豊かな奏法を広めて欲しいから。
子育てや介護を終えて学び直してくださる方には敬意を表する。いや……私は全部中途半端だった気がするので…

2時に始めて、何だかんだと「もう7時になります」と促されるものの、何だか中途半端に終わらせた気もして、毎度ながら申し訳ない。いつも「次回は計算して進めよう」と思うのだが。

終えて、恵方巻を8本巻いて、娘夫婦と私ら夫婦で南南東を向いて食べる。
つまり娘はお兄ちゃんのデッサンのブルータス像を見ながら、私はその娘の背中を見ながら黙々と・・何だかなぁ・・
2本目は自由に食した。が、2本は満腹…私にはきつかった。
その後、娘夫婦が豆まきをしてくれて、今年の節分も無事に終わった。
皆、何よりも健康で!と思う。


と、又しても教会に行け(か)なかった・・・
このような時に決まって頭に流れる讃美歌、中学以来ずっと369番。
きっと自己流に解釈しているのだろうな、と思いつつ流れるものは流れる。



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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
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Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
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制作・著作:奥千絵子
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