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2020-04

癒された演奏会 - 2012.04.29 Sun

感慨無量でした。
伊藤恵さんのリサイタル。(紀尾井ホール)

何から書いたらよいのだろう…

プログラムは、前半がブラームスの「3つのインテルメッツォ」Op.117と「4つの小品」Op.119、後半が細川俊夫「ピアノのためのエチュード1-2つの線-」とシューベルトのソナタB-dur D.960でした。

癒された演奏会だった、ということに尽きます。

「演奏=人間性」ということを改めて実感した思いでもありますし、涙、涙…彼女の人間性の豊かさと深さからでもありますが、それらが様々な音色となって聴き手である私たちと会話をしてくださいました。同じピアニッシモであっても、こんなにも種類豊富で(何とも貧困な語彙!)どんなに弱くとも、ある時は燦めきを放ち、ある時は嘆きの吐露であり…それらが会場に広がり、掴まえきれないほど降り落ちてくるのです。
まさに「künstlerische Persönlichkeit」であります!(私がごときが言うのもおこがましいのですが)
ブラームス冒頭のワンフレーズから涙が出て、前半は止まらず。
最後のシューベルトの後で、鳴り止まぬ拍手を両手で止められ、ライグラフ先生のことや、アンコールとしてブラームスのOp.117の第1曲目(ブラームス自身が「自分の悲しみの子守歌」と述べた曲)を選びますと述べられて音が再び鳴り始め・・・
客席のあちらからもこちらからもすすり泣きが…。

一瞬、昨年2月に亡くなられた恩師、ライグラフ先生が傍らに座っておられるような錯覚に陥った時がありました。暮れに亡くなられたライグラフ先生の奥さまもが居られる気すらしました。


かつてのクラスメイトとして、色々な光景も蘇りました。
私は日本の大学やウィーンの大学を卒業してからモーツァルテウムに入学し(どういう形だったのか、知らず終い)とても遅く短い師事(26歳から2年間弱)となりましたが、彼女は桐朋の高校を卒業して(合っていますか?)モーツァルテウムに入学され、初めて学校に来られた時のことなど、懐かしく思い出されます。Konzertstunde(だったか?全て名詞は曖昧)で、ブラームスのパガニーニ・ヴァリエーションの両巻を弾かれた時のVirtuosität!!17歳??との驚き。

と、書いている途中で一旦保存をクリックしたら、前に書きかけたところ迄しか残っていません。
想い出話を書き始めると切りがありません。旧友のお会いした話なども・・
一旦送信しなさい、ということなのかも…という訳で、続きは又。




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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
★恩師のことは55年間を遡り少しずつ記載するつもりです。目下のところはこれだけです.
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【BGM】
Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
★Copyrights©1997-2020 Chieko Oku All rights reserved.
制作・著作:奥千絵子
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