勉強会 - 2012.04.28 Sat
発表会の前以来だから、5ヶ月ぶりということになる。
今回初めて参加される方や、今までは聴講だけだったけれど「弾く」参加もあり、とても嬉しいことだった。
本に基づいたタッチの種類に終始してしまった。
まずは【C】と【D】、それから【A】と【B】という順番。
あの本は、全くの初心者を対象とする訳ではなく、ある程度慣れ親しんだ方々(プロ・アマを問わず)や教える立場にある方々に向けて発信している。
初めてレッスンさせて頂く方々の殆どに感じることが、第1関節のぐらつきや、指先で掴むことや指先で感じることの欠如乃至不足なので、本では【A】から開始させた。
けれども本来は(初心者を含めて言える)、脱力した自然な形で鍵盤を押し下げられることがスタート。その打鍵の瞬間に指関節の定着はあるけれど、まずは鍵盤の下がる向きに指で押し下げること。その時にどの指関節もぐらついてはならないこと。これが技術上のスタート。結果、区分した【C】や【D】になる(レガート奏法のためにも必須不可欠)。
だから今回は敢えて【C】と【D】から確認し合った。
難しいのは【A】。そして指の付け根の瞬発力次第の【B】。
特に【A】が「分からない」という意見が多く寄せられたり、違う方向に進んでしまうケースが多いのだけれど、驚いたことに、本だけ読んで【A】も【B】も完璧にマスターされた方がいらした。又、12月から通い始めたばかりで、どの点からも非の打ち所なくマスターされた方もいらした。
読解力も必要だ。でもそれ以前に、完璧ではなくともプラス方向に進むには「謙虚さ」と「貪欲さ」の両方を併せ持つことの大切さを、私自身が学ばせて頂く機会となった。
又、やはりサイトの「別館」を充実させて行こう、とも感じた。
以上のみ記録。
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