辞書
ぐりゅーす ごっと Grüß Gott !
FC2ブログ
gruess_gott2_convert_20181021090224.jpg

2020-09

娘の日記より - 2011.12.23 Fri

私は朝食を摂ってうたた寝、昼食を摂ったら又いつの間にか眠ってしまっていましたが、何やら階下でのゴトゴト、ドタンバタンという音はずっと聞こえていました。(いえ、泥棒ではありません)

夜になり事情が分かりました。
以下、娘の承諾を得たので、日記をそのままコピーペースト。


               


2011.12.23 食器棚。


我が家のある敷地には物置が3つあるのだが
うち1つは母方の祖母の遺品を集め部屋のようにしてある。
(母方の祖父は私が3歳の時に逝去。)
その中の「食器棚」をずっと貰おうと思っていたのが
話の出たのは引っ越し当初だったのに
漸く今日、我々の部屋に運び込むことが出来た。
急に部屋が色付きになったような気分がする。
嫁入り道具、とでも言うべきか。


何故食器棚、という感じだけど
大好きだった祖母の印象には「食べ物」と「飲み物」が常に付いて来る。
南荻窪にあった祖母の家には3歳までしか住んでいなかったので
それ以降は遊びに行く形だったのだが
遊びに行くなり必ずお菓子の入った棚を探しては
冷蔵庫から勝手に缶の飲み物
(当時は小さいペットボトルなんて無かったから)を取り出し
勝手知ったるなんとやら、コップに注ぐ。そんな風景。


或いは遊びに行って一人で泊まって翌朝、
大好きなサラダにトーストと紅茶。
祖母は料理上手だった。
私は紅茶が苦手なコーヒー党だったのだが
そんな朝に飲む紅茶は妙にすぅっと私の身体を通り抜ける。
紅茶の銘柄には祖母は拘りがあった。そんな風景。


脚が悪くなり実家の向かいのマンションに引っ越してからも
時々おかず等の行き来があり、
脚の悪い祖母の代わりに取りに行ったり渡しに行ったりしていた。
祖母はそれから突然亡くなってしまったが
慣れ親しんだ食器たちの入ったその食器棚は
私にとっての祖母を何処かで象徴しているような気すらしている。


そんな食器棚が食器たちと共に嫁いだ私の家にやって来た。


旦那とも親しくしてくれた祖母が笑ってる気がした。
祖母ほど料理は得意ではないけれど
これからは私の料理がその器に乗ることになる。

               


関連記事

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://allegrobunchan.blog18.fc2.com/tb.php/636-7f321c3b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

メリー・クリスマス «  | BLOG TOP |  » 馬鹿な話

プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
★恩師のことは55年間を遡り少しずつ記載するつもりです。目下のところはこれだけです.
★コメントも大歓迎です。SPAM防止上、確認後に公開しております。ご理解をお願い致します.
★このブログや大元のサイトへの感想やお問い合わせはservus2008@gmail.com宛に@を半角に直して送信願います.
【BGM】
Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
★Copyrights©1997-2020 Chieko Oku All rights reserved.
制作・著作:奥千絵子
★遙か下方に設置のカウンターは、サイトを複数回お訪ね下さいましても1日を1回とカウントし、又、私を入れない設定になっております。



最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する