辞書
ぐりゅーす ごっと Grüß Gott !
FC2ブログ
gruess_gott2_convert_20181021090224.jpg

2020-09

NHK杯フィギュア女子フリー - 2011.11.12 Sat

常に批判、という訳ではなく、信じられないほどの表現に対しては、素直に感動を書いております。

でも、今日の女子フリーの結果は残念。
勿論、昨日の鈴木明子さんのショートは言葉を失うほど素晴らく、そのことあっての結果なので、合計点に文句は言いません。


ただ・・・

ヨハン・シュトラウスII「こうもり序曲」のあの振付は、どう考えても頂けません。
しかも解説者はジャンプのことばかり。

「こうもり」序曲は、単にBGMとして流れているだけでした。
どうして、ひと息つく休符のところやフレーズ的にそぐわない箇所で、何回転だかのジャンプをするのか、又その多さ。がっかりです。
めりはりを脚で表現出来なければ腕を使って、或いは洒落っ気は指先まで使って表現することも出来る。
今後世界の場に於いて「こうもり」で演技(競技)をされるのなら、是非 - 振付の方が、かもしれない - ウィーンに行かれ、オペレッタ「こうもり」を鑑賞して頂きたい、と思った演技でした。
ウィーンのオペラ座のバレエは、パリオペラ座のエトワールが振付・指導をするようになり、以前よりぐんとレヴェルアップしたと思っています。ダンサーに意見を頂くだけでもよいのではないか?
いや、勿論ジャンプの難しさは想像を絶することを承知の上で。
ただ……強引に音楽をツギハギした箇所で飛ぶのは不可能でしょう…
ワルツのリズムになった時には、やはりワルツ的ステップを望んでしまうし。
これ以上は止めます。


浅田真央さんの演技は、以前「??」と思った「愛の夢」の振付が変化していたように思いました。
ジャンプの箇所やスピンの箇所などが改善されて。脚も曲のタクトと一致するようになっていたし。
でもリストの華麗なパッセージの上昇下降に身体も屈伸方向を合わせて頂けたら、音楽家として嬉しい・・・

O lieb, o lieb, so lang du lieben kannst, so lang lieben kannst!(中略)Die Stunde kommt, die Stunde kommt, wo du an Gräbern stehst und klagst(甚だしく後略)
といった歌詞に、リストが付けた歌曲。更にピアノ曲として発展させて「愛の夢 - 3つの夜想曲 - 第三番」として世に出した作品。



騒いでしまうのは、旧採点法では一括して「芸術点」と呼ばれていた芸術的側面も「5コンポーネンツ(演技構成点)」として細分化され、「スケート技術」「技と技のつなぎ」「演技力」「振付け・構成」「音楽との調和」の5項目を10点満点で採点。ということは、「音楽との調和」に対して海外のjudgeは厳しいのでは?と思うので…。



それとは別に感じること。テレビを通じて鑑賞している我々に、あの解説は耳障り。

次々進んでいる要素の流れを楽しんでいるのに、過ぎたジャンプの話にばかりこだわりすぎ!音声をOFFにしたら音楽も聞こえなくなる訳で、野球のように解説だけ消すなどの考慮が欲しいものです。

すみません。言いたい放題・・・




関連記事

● COMMENT ●

♪みみ♪さん
楽器演奏の道でも、余りに幼い頃からコンクール漬けで成長するケースがとても多くなりました。
生まれ持った音楽的な才能と優秀な学習力や個性に恵まれ、本人も努力すること、人前で演奏することが大好きであれば別ですが、そういう例は稀で…遊ぶことも知らずに育っても、演奏家になれれば良いですが、思春期、青年期にプッツンしてしまう残念な例の多さ。
「一芸に秀でる」ことは「一芸しか出来ない」とは違いますよね。色々な分野を楽しんだ方々は勿論、人生の苦難を乗り越えた方々の演奏、本当に感銘を覚えます。たとえ技術は覚束なくとも…

鈴木さんのこうもり序曲の振り付けはイタリアのカメレンゴさんで、あのプロプログラムで世界選手権で
鈴木さんは初めて3位に入賞 キスクラでも振り付け師のカメレンゴ ジャンプ指導では日本1の長久保コーチに囲まれて鈴木さんの長年のスケート人生で最高の評価を得ることができました。
引退後も世界選手権銅メダリストと紹介されているので嬉しいです。
でも考えてみればフィギュアスケーターで趣味はピアノ演奏という方はあまりいません。又コーチも振り付け師にもあまり聞いた事はありません。たぶん練習に忙しくて他の趣味を持つ余裕がなかったのかもしれません。
音楽の専門家からご覧になると納得のいかない箇所もあるのかもしれませんね。
そういう意味でも前からフィギュアスケート選手の低年齢化は好ましくないと思っています。
荒川さんは大学時代にはアルバイトもしていたとの事ですから普通に学業もしながらフィギュアの練習もしていたと思いますが 近年では10代の若いうちからマスコミに取り上げられコマーシャル収入を得るようになりフィギュア一筋という選手もいます。なんといってもジャンプは女子は若い選手が有利なようですが
年齢の上の選手の醸し出す魅力は観衆にも伝わっていますので採点に結ぶ付くようにして長く現役を続けられるようにしてほしいと思います。
解説はうるさく感じますよ。後で海外の実況中継を動画サイトでみると ワンダフル アメージング
等又失敗してもファイト というようなコメントが多いのでいい感じに聞えます。
たぶん日本では勝敗にこだわり 点数に結びつくジャンプの解説が多くなっているのでしょう。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://allegrobunchan.blog18.fc2.com/tb.php/616-9b926be2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

(今年も連絡を兼ね) «  | BLOG TOP |  » 恵泉デー!

プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
★恩師のことは55年間を遡り少しずつ記載するつもりです。目下のところはこれだけです.
★コメントも大歓迎です。SPAM防止上、確認後に公開しております。ご理解をお願い致します.
★このブログや大元のサイトへの感想やお問い合わせはservus2008@gmail.com宛に@を半角に直して送信願います.
【BGM】
Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
★Copyrights©1997-2020 Chieko Oku All rights reserved.
制作・著作:奥千絵子
★遙か下方に設置のカウンターは、サイトを複数回お訪ね下さいましても1日を1回とカウントし、又、私を入れない設定になっております。



最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する