ぎゃぉ~~~っ!!!(その2) - 2011.10.28 Fri
その2は、夫の脊柱管狭窄症。
本当に痛いようで、しかも大腿を通り足先までに痛みが及んでいるそうだ。
顔を合わせれば「痛い」「痛い」の連続・・
特に座ると痛みが増すようで、立ったままテレビを見たり、お茶を飲んだり・・
毎日整形外科に通い、アナペインという麻酔薬を背中~足まで数ヶ所に打ってもらっている(本来メジャーで使うキシロカインで蕁麻疹が起きた為、アナペインで)。他にもモービック(ぎっくり腰が治るほどの強い痛み止め)も飲んでいるし、リリカだの漢方薬だの、色々服用しているが、一向に治る気配なし。
今日は、麻酔科のいつもの先生が休みで院長自らが打って下さったそうだが、失敗して注射液が噴き出したとか???
まだ酷くなかった頃に整骨院に行き(これは手の事で出向いたのかもしれない)良くなったので、このところ数回出向いたところ、・・・どうも端から見て、整骨院に行くと悪化する気がする(本人もそう言っているが)。
神経の周りにヒアルロン酸みたいな液体を注入することは出来ないのだろうか??・・と、又ど素人は思う・・・
そんなこんなの日々。
ふと思い出したのは、私の高校時代の歯科医。
忘れもしない高2の5月。
虫歯を悪化させて(私が悪化させたのではない)、抜歯。
その後もどんどん痛みが激しくなり、登校前に歯科に寄って麻酔注射を受ける毎日だった。
季節は夏になった。
その歯科医の奥さんが内科医で(夫妻で小学校の校医をなさっていた)、ある日「そんなに痛みが取れないのはおかしい。骨膜炎でも起こしているのではないか(起こすのではないか、だったかも)、と抗生物質を私に内服させるよう、ご主人である歯科医に説得してくださった。今では懐かしいクロロマイセチン。高価だったのだろうなぁ…
あれよ、あれよ、と数日のうちに痛みが治まったではないか!
ただ、色々試した鎮痛剤と麻酔で、顔から首、背中、腕に湿疹が出て、それは秋まで治らなかった。
顎の形も左右で変わってしまい、現在でも微妙に位置が違うまま。
まさに今の夫の状態。でも夫の症状は抗生物質は効かないし、辛いものだ。
私の場合、食べ物も噛めなかった訳で、折しもお中元に頂いたプリンの類は全部私の胃袋に収まった。
(夫は食べられるだけ良いのでは?と冷たい妻は思う・・)
あぁ、そういう時代だったのだろうか・・・
それにしても我が家は貧しかった。
200mlの牛乳を家族5人で分けて飲んでいたのだ。
それも祖母が家長然として半分を飲み、残りを4人が分けて紅茶に入れるだけ(虫歯も頷ける)。
だから、給食の脱脂粉乳がまずい、と言っている人が信じられなかった!
やはり高2の時(これは冬の1月か2月)、右手親指が瘭疽になった。
レッスン先で、ショパンのソナタ第2番の第2楽章のオクターブを「大きな音を出せ!!」と何度も怒鳴られ(弾き方は教わらない)、大きな音が出るまでがむしゃらに叩いた所為だろう。帰り道から痛み出し、夜中はのたうち回るほど。
何とか翌朝治療代を貰って近所の外科に行った。元軍医の外科医に爪を剥ぎ取られた。
その処置は、今でもまぁ普通。
実はその数日前に湯たんぽで左脚に火傷をして(今で言う低温火傷)、皮膚がぐちゃぐちゃになっていたのだが、治療費を親には頼めず、靴下で隠して、手だけ治療を受けに通っていた。
湯たんぽをこっそり入れてくれた祖母(父方)は、何年もの間「こんなに痕を作ってしまって、おばぁちゃんが悪かったねぇ…お嫁に行けなくなったらどうしようねぇ…」と、如何にも当時の人らしいため息をついていたものだった。
幸い夏頃、西宮の叔父が学会で上京の折、祖母に薬の試供品を何種類か置いて行き、そのひとつを試しに数日続けて塗ってみたところ(正しくはガーゼに塗布+包帯)、半年もぐちゃぐちゃだった火傷に薄皮が張ってきたではないか!!!
何て言う名前の薬だったか…pfizerと書いてあった気がするのでファイザー製薬だったのだろうか?テラマイシン??(青っぽいチューブだった)
一時期の絵画ブームで留学までさせて貰えた私は「お嬢様育ち」に映ったらしいが・・
中高時代は私服で、2枚のスカート、2枚のブラウス、1枚のセーターしか持たず、母の箪笥に一緒に入れさせて貰っていた。制服のある学校の友人たちが羨ましかった。
幸いなことに、私より背が伸びた年下の従妹たちの「おさがり」を身にまとい、意気揚々としていた高校時代。
・・・
・・・
・・・
体調が悪い時には、こんなどうしようもない事ばかりが想い出される。
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