春分の日の雪 - 2008.03.20 Thu
午後から雪が舞い出した。


出掛けるのも億劫になったが,いよいよウィーン滞在もカウントダウン!「疲れた」と寝てばかりいては勿体ない。
ウィーンに来た理由のひとつは休息なので構わない,と思いつつも,出掛けて帰宅してはバタン!グー…そして翌日まで疲れを引きずり(ひとつには,どこへ行くにも階段と坂道を避けられない所為だ,と言い訳)とても3ヶ月居た,とは言えない状態で今日に至っている。
ピアノも結局12月初めから全くと言って良いほど弾いていない。1月末に数日伴奏の譜読みをして,音の極力少ない3曲を選んで弾いただけだ。ピアノの前に座ることすらしていない。
(日記も数日遅れで書いている。ブログは書きたい日付に設定出来て本当に有難い

今日はアルベルティーナ美術館に出向いた。


着いただけで疲れてしまい,館内を見るも,日頃自ら見ようとしない近現代の特集は(だからこそ,こういう機会にじっくり観るべき,と頭では分かっているのだが),足が前に進まない。途中椅子に何度も座りながら,一通り「モネからピカソまで」と銘打った展示を観た。
フランスの印象派のMonet, Renoir, Degas, 更にPablo Picassoの数々,Joan Miró,Paul Klee,Marc Chagall,等々・・・猫に小判,豚に真珠の様な見方をして来た。
その後特別展であるMax Ernstのコラージュの展示も一通り観た。
好きな人が観たならば,如何に面白かろう・・・と申し訳なく思った。尤も美術館へ行く,というのは非常なエネルギーを要することだと実感。
トイレに行って,両端が鏡になっている廊下の写真など撮っている愚か者!

(トイレはいくつ映っているでしょう…なんて数えている愚か者)

その後,自然史美術館に出向いていた娘と落ち合い,遅い昼食を"Wiener Wald"にて。彼女は大変興味深く楽しんで来た様子。良かった,良かった。
Grabenで少々買い物。娘の髪の毛が殺風景なので飾りなど買ってやり,地下鉄,S-Bahn,バスを乗り継いで帰宅。
山に近いここ近辺は可成りの雪化粧。漸く時期相応の景色を見た思い。





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● COMMENT ●
No title
No title
No title
前回は行ったのですが今回は(まだ)行っていません。
館内(という言葉は相応しくないですね)の装飾・壁画・彫像が素晴らしかった,と記憶しています。太陽光を集める器具,昔の地球儀なども興味深かったです。
No title
私、行ってみたいと思っています。
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ウィーンはかつての神聖ローマ帝国,ハプスブルク王朝の中心地であった関係で集中しているのではないか?と思います。
各地(今では別な国の都市も-例えばイタリアのいくつかの都市がハプスブルクの一部であった時代もある訳で)の貴族達の所有物もウィーンが所有することになったのかも分かりません。
いずれにせよ,過去の多大な財産をオープンにすることで,現在のオーストリアの財政は保たれているのだと思います。
我々はその恩恵を受けて日々