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2020-03

Le Couppey から脱線して仮名表記の難しさ - 2011.08.24 Wed

先日17日だったか、私のところの集まりで使うレジュメに載せた" Le Couppey "の続きになります。
(ル クッペィの表記が相応しいのではないか、という話です)


昭和27年、28年と続いて安川加壽子先生が音楽之友社から出版された「ピアノの練習ABC(L'ABC)」「ピアノの練習ラジリテー(L'Agilité)」では、表紙に作曲者のカタカナ名は書かれていません。
SN3O0660.jpg


表紙を捲っても書かれていません。
SN3O0661.jpg

(画像は必要に応じてクリックで拡大なさってください)


これらが、全音版になりますと、薄くてご覧になれますかどうか…「ル クーペ」と書かれています。
(Amazonのサイトより頂きます);
Le CouppeyOp.17  Le CouppeyOp.20

余りに不鮮明なので、我が家にある、Le Couppeyの別な練習曲集「ツェルニー40番への準備練習」とのタイトルのものを携帯でカシャリ!これはクリック拡大で鮮明にご覧頂けると思います。
SN3O0663.jpg


どうして安川加壽子先生が仮名表記をならさなかったのか・・・
これは最終的には安川先生のお弟子さんにお訊きすることにしますが、常に仮名表記の難しさを感じます。

例えば私の恩師の一人である「Dichler」も、日本語版では「ディッヒラー」と書かれるのが常ですが、本来のドイツ語で「ヒ」は無声音。正しくは喉音、というのでしょうか。敢えて表記するなら「ディヒラー」がより近い気がします。
ただ、既に慣習というものが出来てしまったのでしょう。けれども・・・


例えば、Ich liebe dich!を、いっひ りーべ でぃっひ とは言いませんね?
「ch」の発音も2種類あるものの、ich, Bach, dochなどの場合では、「い」「ば」「ど」と言った口の形のまま息を吐いた音だけです。
ですからしつこいながらも、「バッハ」と表記する事は「?」ですし、日本人に慣れていないドイツ語圏の人に「ばっは」と言えば、訊き返されることになる筈です。意地の悪い人なら、「誰だね、それは?」となるかも・・・
でも、「小川さん」をヨーロッパの人に言わせれば「おが~わさん」と言うでしょうし、まぁお互いさまか?



・・・・・という訳で、敢えて仮名表記をなさらなかったのではないか・・と勝手な推測です。


(でも、「る くーぺ」は余りに………と気になる)





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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
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Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
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制作・著作:奥千絵子
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