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2020-10

本日の試行錯誤 - 2011.08.19 Fri

生徒のレッスン。
生徒と言っても私より少々お若いだけの方。
中学から音大の附属に通われており、それだけに長期にわたりレッスンは短時間、基礎的な矯正を受けぬまま今に至ると推察。


(快諾を得たのでアップ)
どうしても余計な力が入り、著書に記したあれこれの「脱力方法」も試して頂くも、勿論即効力は無いが…

目下のところ;
1.【C】と【D】のタッチ、つまり指の重さで1本ずつ鍵盤を下げる→隣接する2本ずつ交互に重さをかけ、且つ「鍵盤に押し上げられるが如き」レガート→「ドレミファソファミレ」の連続で同様に(→ハノン第1番)→同様に腕の重さも加えて強弱の幅を拡げる
2.【A】のタッチで指先の関節、及び連なるスジの強化(これも指1本ずつ、及び隣接する指2本交互)
3.【B】のタッチで指の付け根からの瞬発力を付ける(同上)

というメニューをこなして頂いている。

けれども、1本の指を下げるにも他の指が突っ張って上がってしまう。このままではいずれパッセージを弾くようになってもテンポアップに限界はあるだろうし、ましてや音色どころではなかろう。
いずれのタッチも指は、一旦鍵盤を下げたら、若しくは掴んだなら、即刻緩ませるべき。

上半身をダラリと下げて揺する→肘を肩の高さに上げてその先をダラリと下げて揺する→自分で自分の腕を持ち上げ、(ピアノの無い場所で)ストンと落とす→それを鍵盤上で。
それらは出来ても、いざ指を動かすとなると別で・・・


閃いた!!

ピアノに向かった時、身体の内部が緩んでいないのではないか?
ならば、まずは一番リラックス出来る姿勢で練習したらよいのではないか?
という訳で、椅子の位置を少し前に移動し、椅子の背に楽にもたれて頂き、今までの練習をして頂いた。



【A】のタッチで

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【B】のタッチで
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あらまぁ~!不思議!!
ちゃんと1本ずつの指が独立して動く。いや、勿論動くのだが、その際に他の指が突っ張って上がることはなくなった。
ご本人も「とても楽だ」と。
暫くは指に関する基礎ばかりなので、この椅子の背にもたれる座り方で練習して頂くことになった。
全身が緩まって、それが当然の状態と感じられるようになったら、姿勢を戻して上記の練習をして頂こう。
焦らずに週単位~月単位で。
身体ごと緩まれば耳もリラックスし、音色のコントロールにも繋がる筈。





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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
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演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
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制作・著作:奥千絵子
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