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2020-04

弾き方の迷い - 2010.12.30 Thu

プロフィールの音楽を、メンデルスゾーン「無言歌集Op.19/1」(演奏:奥千絵子)にしてみました。


常日頃「調性のキャラクター」について述べています。
そして、この曲もE-dur。
メンデルスゾーンという作曲家はとかく「大金持ちの御曹司」というイメージで語られますが、大変苦労もした音楽家。それまでは教会オルガニストとしてばかり有名であった J.S.バッハを「作曲家」として世に知らしめた人です。
メンデルスゾーン自らも教会オルガニストを勤め、多くのオラトリオ、コラールをも作曲しています。

それを考えた時、このOp.19/1を、俗に呼ばれる「甘き想い出」として捉えるか、分散された伴奏によるコラール、と捉えるべきか、常に迷います。「甘き想い出」が余りに一人歩きしているから。
けれども、Lieder ohne Worte(直訳:歌詞のない歌曲)であり、あたかも歌詞が付いているような旋律線は大切。どのような歌詞か、と言えば、それは演奏者の思い次第で…

聴き手がどちらの思いを求めているか、その時の反応を感じつつ弾き進めれば良いのでしょう。

年末の片付けをしながら、ふとそんな事を思ったので、書き留めておきます。

______________

追記
時折この曲をヴァイオリン演奏で聞きます。
大抵とても速いテンポ!
しかし、この原曲のテンポ指定は「Andante con moto」であり、ModeratoでもAllegroでもありません。
16分音符の伴奏の扱いを考えずに、メロディのみ弾いていると速く弾きたくなるのでしょう。


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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
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★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
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演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
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制作・著作:奥千絵子
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