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2020-04

知らなかった出来事(動画を追加しました) - 2010.03.17 Wed

後から書き加えた為に混乱してしまいました。
編集途中のままです。
大変失礼なことですが…



(3月14日)
おそらく私が音楽界に興味が全く無かった間のことで(音楽を職とし、音楽を愛していても、音楽界を知ろうとする時間的ゆとりが皆無であった、という意味です)、他の音楽家の方々、愛好家の方々はご存知だったかも分からないのですでが・・・


留学時代に尊敬するピアニストがいました。
私が「かくありたい」という演奏方法で弾きこなされていた、ラフマニノフの3番のコンチェルト・・・
まだLPの時代です。 記憶の彼方ながら1976年収録のものだと思います。
演奏者はAndrei Gavrilov (アンドレイ・ガヴリーロフ)。

帰国時、彼のそのラフマニノフの3番コンチェルト他、LPをジュラルミンの大きなトランクにぎっしり入れて送ったところ、そのガヴリーロフを含め、大切だったものに限って抜き取られていました。(ルービンシュタインの数枚も、恩師であるライグラフ氏の数枚も抜き取られ。Peter Minichのものが全部無事だったことから、どこの税関であろう??と思ったものです。そうだ!講習でレッスンを受けた、ネイガウス氏のLPは無事だった!!)


ふと思い出し、名前を入れて検索したところ、(日頃は全面的には信用していない)Wikipediaや、彼の空白に関する色々な情報のみならず、ガヴリーロフ自身のオフィシャルサイトに行き当たりました。



(3月18日追記)
上記Wikiと下の動画によれば…


(ゴルバチョフとの友好)



彼の波瀾万丈な人生は間もなくハリウッドで映画化されるそうです。(sollを「伝聞」と捉えると…私のドイツ語は甚だ怪しく…)
ガブリロフの絶頂期1979年、ベルリンでチャイコフスキーのコンチェルトを聴いたカラヤンが、ガブリロフに全ラフマニノフのコンチェルトの録音を申し出たにも拘わらず、ガブリロフは第2番の収録の練習日に姿を現さなかったそうですが、それが結局はソ連の国家保安委員会によって監禁されて、パスポートも航空券も取り上げられ…という…それがゴルバチョフ政権に変わり、西の世界にも自由に行き来を許される様になったそうです。

ペレストロイカのお蔭で、1984年から演奏活動の為、東西の往復も自由になり、あたかも全てを自分の手に入れた第2のキャリアとでも言える(と、他人には見える)年月を過ごした30代。音楽産業に作られた自分に疑問を感じ、3歳の誕生日以来、普通の成長を遂げる機会を失っていた、と自分を振り返り…1999年には9ヶ月以上抑鬱状態でフランクフルトの家に籠もっていた時期もあったほどの様です。

ゴルバチョフは又も、ルツェルンで祝宴の場を作る、との通り、2001年からはスイスに新しい故郷を見つけ、2008年には日本人の方と結婚もなさって、2009年からは新しい演奏活動(第3のキャリア)が始まっているとのこと、嬉しい限りです。




二つ目のリンクから'Feel free': Gavrilov plays Chopinというサイトに飛べて、そこからは2007年のルツェルン「イースターフェスティヴァル」の中で開催された、(復活した)ガヴリーロフのリサイタルより、ショパンのノクターンが自由にダウンロード出来る様です。



その他、YouTubeでは沢山の素晴らしい演奏(過去も現在も!)もヒットするではありませんか!!










最後の場面が当時の全てを物語っている様に思います。




文脈が乱れに乱れていますが・・・
留学していた頃、まさにロシア人の凄まじい鍛えられ方を耳にしていました。
芸術家、或いは何か専門職を持った人たちが国家から優遇され保証を受けていたが為(どこかに書きましたが、並ばずとも食糧を得、所謂普通の生活を送ることが出来ていたレーニンの時代)、才能が見えるや、特訓に特訓を重ねて国際コンクールに登場する若手。広い広いソ連の、地域のコンクールをクリアすると州のコンクールに、それをクリアすると・・・と、最終的に国家のコンクールに入賞した人たちが国際コンクールに来たのですから、ロシア人が上位入賞を掻っ攫っていくのは当然でした。そこ迄の努力と忍耐たるや、我々の想像を絶するものだったのでしょう。

丁度1978年から数年間は、西ベルリンへ私自身の演奏会や収録の為、何度も東ベルリン経由のAeroflotで足を踏み入れていました。
東ベルリンからはバスで西ベルリンに入るのですが、風景はガラリと変わる。走っている車の型も。
途中の検閲でパスポートを持って行かれて、バスは1時間以上停車。
「東は怖い」というイメージでした。具体的な東の事は何も知らず。


壁崩壊からこれだけの年月が経って、公開される事柄も多いのでしょう。ロシア人自らが語るので・・・













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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
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【BGM】
Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
★Copyrights©1997-2020 Chieko Oku All rights reserved.
制作・著作:奥千絵子
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