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2020-03

ジャパン・オープン2009 - 2009.10.03 Sat

夕飯の途中から、テレビでフィギュアスケートを放映していることに気付いてチャンネルを変え、ずっと見ていた。

いつも思うのだけれど、演技と音楽との間に関連性の無い振付の何と多いことか!


人間には「心臓の鼓動」という、生まれながらにして持ったタクトがある。
それを無視した振付では転んでしまう。その様に見受けられる選手の如何に多かったこと…。
勿論、今日の演技はリハーサルの為のリハーサル(更にその為のリハーサル…)。技術的に怪しいところ、難しいところは転んでこそリハーサルになる訳だろうが、それ以前にどうも振付が気になってしまう。

騒がれている、浅田真央さんの「鐘」とやら・・・ラフマニノフのOp.3/2のcis-mollのプレリュード。今日の振付では1拍目が全く無視されている。身体が付いて行く筈がないのでは??
ひたすら流れる表現をしたい(させたい)のなら、弦のメロディックなラインを持つ曲を選んだ方が良い。
ラフマニノフの、底に常に刻まれている二分音符の1拍目と四分音符の3拍目4拍目のリズムのある曲を使う事に、はたして意味があるのだろうか?

他の選手たちの失敗も、リズムを無視した(或いは音楽を無視した)流れの振付にも原因がある気がしてならない。


ハープの上昇する音型にうまく回転が合った時は成功した!と思うし、弦と打楽器のトレモロの部分にスピンを入れている部分にクライマックスを自然に感じさせてくれる部分もあった。が、美しい旋律が流れている箇所に何回転もするジャンプを入れることに意義はあるのだろうか?それなりの音楽的な場所に入れたら・・・
細かく速く刻むリズムの箇所には、足の爪先と踵を上手く使って刻めないものか?それが無理なら手・腕の動きで助ける等・・・
身体は正直。
ピアノでもタクトを無視したら音楽が死ぬ・・・という表現を当て嵌めてしまっては良くないかも分からないが、全身を使って表現する芸術であるべきフィギュアスケート、尚更ではないだろうか?

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● COMMENT ●

Akkochanさん
共感頂き有難うございます。
フィギュアであれバレエであれ、「音楽を如何に表現するか」という存在であって欲しい、という立場で、勝手なことを言っております。
振付師さんも本当に大変な職業と思います。これからのフィギュアの世界は、音楽をよく知っている振付師にかかって来るのではないか??と希望半分で睨んでいます。
楽器だって、「このパッセージは難しいから」と本来速い箇所を遅く弾くことも許されないですし、逆に速ければ良い、とばかりに音色も表情もなく突っ走ることも聴き手には興ざめですものね。

それでも、芸術点が加算される様になったのが最近の進歩ですね。
どんな小さな競技会であっても、その様に!と願います。審査する立場の方々に音楽を深く理解して頂けたら・・・

そうですよねっ!

わたしもいつも同じように感じていました。何だかあわないパズルをむりやり押し込んだような...わたしは音楽や踊りのことは何もわかりませんが、やはり音楽と動きがピッタリ合うと気持ちよいですね。もう随分昔のことで演技の全体はよく憶えていないのですが、佐藤有香さんのどの大会だったか音楽とステップがピッタリあったのがあって、見ていてこちらまでうきうきしてきたのがありました。世界選手権で一位になったときだったでしょうか...
でも、競技の規定や音楽の雰囲気やステップ、その他諸々を考慮して振り付けをするのも大変な仕事ですよね。音楽の個人の好みもあるでしょうし...


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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
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演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
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制作・著作:奥千絵子
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