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2020-04

楽器博物館 -その前に- - 2009.09.24 Thu

ライプツィヒの楽器博物館が、ohne Blitz(フラッシュを焚かなければ)撮影OKでした。
私のカメラでは不可能。娘のカメラで撮って貰ったので、ここにアップしようと思うのですが、その前に・・・

楽器の変遷と作曲方法は大いに関係があります。

その作曲家がどの様な時代に生き、どの様な楽器を使っていたか、特に今ではピアノ曲として扱われ、現代のグランドピアノで演奏されている曲が当時はどんなであったか、ということは知っておくべきでしょう。

勿論現代の、存分に強弱を付けることが出来、しかもペダルもあり(作曲家によっては無かったか、あっても今の様に効果はなかった)、音色も変化に富ませて弾ける楽器を使って弾く訳ですから、その効果は存分に使って弾くべきだと思います。


ウィーンでの10日の日記に、ヨハン・シュトラウスのピアノと私の1907年製のピアノが酷似していることを書きましたが、私のこのピアノも購入当初は「ハーフイングリッシュ・メカニック」と言って、現代のピアノとは打鍵のメカニズムが違っていました(1975~6年に現代のイングリッシュメカニックに入れ換えて頂きました。その話も又いずれ…)。その前のヴィーナー・メカよりは遙かに今のピアノに近いのですが…1907年製ですら、です(でも、現代のベーゼンドルファーのフルコンと鍵盤数は同じです。つまり下のAより更に4音あります)。
J. シュトラウスが晩年使っていたピアノを思う時、ブラームスも同時代に生きてシュトラウスとは親交が深かったこと、同じ様なピアノを弾いていたのではないでしょうか。

メンデルスゾーンが使っていたピアノは、鍵盤数が今より少なかったです。
この様なピアノはウィーンに今でも其処彼処にあります。
もう随分前になりますが、ウィーンの郊外には鍵盤の上がF迄しかなく、そのピアノでバッハ=ブゾーニのシャコンヌを弾いた時には上方へのパッセージで右手の鍵盤が「無い!!」でした。
言わんや、更に以前の作曲家をや。

ベートーヴェンの時代には、現代にほど近いピアノ(グランド)の形になったとは言え、鍵盤も上下共に多少少なく、ペダルも今の様に効きませんでした。しかも、これは演奏会場や偉大なる音楽家のところに存在するだけで、一般に普及するにはまだまだ・・・
(段々時代が戻っています)

と、それらを考慮した上で楽器を見るべく(ピアノのみならず、クラヴィコード、チェンバロ等々を)先立って年表を載せます。

確か、家のどこかに歴史も一緒に記された作曲家の年表があった筈、と探し出しました。
複数あった筈が一つしか見つかりません。
しかも…年代の幅が均等になっていませんし、ページによって縮尺が違います。
主立った作曲家だけ、生存年を線にて書き加えてみましたが、見えますかどうか・・・
読み取って頂きたいのは以下です。

*主立った出来事(世界史・日本史)との関係
*音楽史、理論、楽器と音楽家との関係
*同時代に生きた音楽家相互関係

(年表はクリックで拡大してご覧ください)
音楽之友社の「楽典 -音楽家を志す人のための-」をコピーして、その上に記入をさせて頂きました。

又、今年が記念の年であるハイドンとメンデルスゾーンを中心に印を付けてあります。



SCAN0623_convert_20090924121330.jpg


SCAN0624_convert_20090924121608.jpg



書き出すと切りがないので一旦送信致します。
(レジュメを兼ねます)



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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
★恩師のことは55年間を遡り少しずつ記載するつもりです。目下のところはこれだけです.
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【BGM】
Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
★Copyrights©1997-2020 Chieko Oku All rights reserved.
制作・著作:奥千絵子
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