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2020-09

よいのでしょうかねぇ… - 2009.09.17 Thu




先日来、「出来ない」「描けない」と椅子に座ったまま蹲っては眠ってしまっている95歳の身内。

今週になり、とうとう「描いてくださいよ」の連発。

大きな絵の上方に北アルプスがあるらしいのだが、三つある凸部分の真ん中は薄紫一色に塗ってあり、左は雪の白のみ、右はまだ輪郭も無い。
「描いてくださいよ」と何度言われても、私が油絵を描ける訳はない。


小3のクリスマスに、サンタクロースが油絵の具のセットをプレゼントしてくれた。
小4の夏休みには暇潰しで、そこらに転がっている板切れに、画家であった父(63歳で他界)の真似をしてイーゼルに向かって「落書き」をしたものだったけれど・・・
以来、油のパレットも絵筆も持ったことはないのだ。

それから半世紀が経ち・・・


こんな事なら実父に手解きを受けておくのだった…



何度も頼まれ、しかも「上手に描いてはいけない」と。
立ち寄ってくれたお弟子さんも、「油は殆ど付けずに、先生の最近っぽく擦れた感じで太い筆でザザッと色を入れれば」と言われる。

仕方ない・・・やりますか・・・



という訳で、本来時差惚けを取る為に一日空けてあった日はキャンバスに向かうことになった。といってもほんの数時間なのだが、何しろ画面上の方なもので、ずっと立っていることが大変なのだ。
陳列に間に合う為には乾く時間も考えねばならず、一気に仕上げねばならない。
ご当人は寝息を立てて寝ていらっしゃる



そして、ご当人、甚だご満悦な出来に仕上がった様です。
こんな度素人が手を加えるなど、本来とんでもない筈が・・・度素人ぶりが故に助けられた、ということでしょう。


躊躇われる筈の「お手伝い」画像ですが、筆の使い方も経験のない者、今さら、ということで・・・

真ん中の薄紫だった部分は以下の如くに;

36579049_3006939793.jpg

(赤系にして逆さにすれば、まるで心臓の図)


左の真っ白だった部分は以下の如くに;

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右の輪郭もまだだった部分は以下の如くに;

36579049_2064249788.jpg


これ以上、時間はありません。
遠くから見れば、何とか「雪山」である様には見える、うん!これでおしまい

ついでに境界が曖昧だった、その下の緑色の広い部分も分かる様にして・・




そして、「あぁ~~、助かりました」「命拾いしました」と何度も何度も言われ、そこ迄は良かったのだが・・・




翌日、生徒二人(計5時間ほど)を終えて一休みしていたところ、私の名を何度も階下から呼ぶ声が
転んだか!?何かしでかしたか!?
と焦って降りて行けば・・・


「電柱を一本描いてくださいよ」
「ホワイト一色で」「草むらから、屋根の上まで」


・・・


・・・


・・・


仕方ない。
ホワイト一色、という訳には行かないことくらい分かる(紙を貼り付けたも同じになってしまう)。
赤、白、黒、茶、緑、黄色、等々をパレットに出して、ホワイト一色は太い筆で一本何とか描き、その後は他の色を混ぜつつ一番細い筆のみで円柱に見えるべく四苦八苦。

しかもその後、「草むらまでお願いしますよ」って・・・
あ、もっと下が草むらだったのね

何だかよく分からないけれど、草も細い筆でピュッピュッと沢山描き加えておきました。

36579049_1592191086.jpg


36579049_1718629265.jpg

良いんですかねぇ…度素人がこんな事してしまって…



苦情が来てからでは遅いんで、経緯を日記に書いてしまった 
(流石に、絵全体は載せられません!)


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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
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演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
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制作・著作:奥千絵子
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