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2020-09

Leipzigへ(2) - 2009.09.05 Sat

宿泊したホテルの部屋や施設は勿論のこと、朝食の豪華さ!!
20年前は、この様な食品数は考えられないものだったのではないか??と眺めてしまいました。
壁崩壊から20年も経って、こんなことを思ってしまう不謹慎者です。


日本で予めネット検索して目星を付けていた、ゲヴァントハウスのコンサートのチケットをまず購入。

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その後、メンデルスゾーンハウス(最期の家)へ行き、ゆっくり見てきました。

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フラッシュを焚かなければ写真OKとのこと。私のデジカメはボロボロなのですが、少々載せます(後日、娘から貰って入れ換えたいと思います)。

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(9月21日に娘からの写真と入れ換えました。部屋はF. モシュレスの水彩画によって復元したものだそうです)
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(メンデルスゾーンの手と自分の手を比べてみた)
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(メンデルスゾーンの逝去を知らせる新聞記事その他)
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(メンデルスゾーン使用のピアノ。まだ現代のメカニックではありません)
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又、メンデルスゾーンは水彩画にも長けて、プロとして活躍すべきテクニックも持っていた様です。
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(その部屋に展示されていた作品より数点のみ)
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(下の二枚は、いくら向きを直しても戻ってしまう・・・)
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8月16日の日記で書いた、佐藤さんが調べてくださったFestgesangもオケ譜が無いものか、メンデルスゾーン博物館や楽譜店でも訊いて貰ったのですが、佐藤さん仰せの通り、ブライトコプフに貸し出し用があるだけで、閲覧も駄目だそうでした。

今回、更にメンデルスゾーンの作品を調べていたところ更に分かったことがあります。
上記Festgesangの第4曲「コラール」は讃美形式なのですが、このコラールはメンデルスゾーンの交響曲第2番とも言うべき「Lobgesang(讃歌)」の第8曲目のコラールのテーマと全く同じなのです。最初はコーラスだけのアカペラですが、歌詞も全く違い、アカペラ部分が終わると、フルオーケストラとの共演となります。

又、スコアには、このLobgesangが1840年のグーテンベルクを讃える記念式にて、それも次に述べるトーマス教会にて演奏されたことが書かれています。


聖トーマス教会は、J.S.バッハが1723年から1750年までオルガニストをしていました。
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ゴシック様式の窓のステンドグラスには、マルティン・ルター、J.S.バッハを始め、第一次世界大戦の犠牲者が描かれています。


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ところで、J.S. バッハがオルガニストとして活躍していた事もよく知られています。
当時はバッハが大作曲家であったことは、逆に知られていなかったのです。

このバッハ作曲家として有名になった事には、メンデルスゾーンが大きく関係しています。
100年も人びとから忘れ去られていたバッハ!彼の「マタイ受難曲」を、1829年にメンデルスゾーンがベルリンのジングアカデミーで復活演奏をしました。
これで、初めてバッハが再評価されたのです。
つまりは、今日迄続く偉大な作曲家として認められる機会を、メンデルスゾーンが作った訳です。

1841年、再度メンデルスゾーンの指揮で、バッハゆかりの地ライプツィヒにて、しかもバッハがオルガニストをしていた「聖トーマス教会」にて、演奏されたのです。

教会の脇には、メンデルスゾーンの像が佇んでいます。
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旧ゲヴァントハウスの前に建っていたものが1933年にナチスにより破壊され、昨年復元が完成したものだそうです。



そして聖トーマス教会に戻りますが…。
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この教会附属の合唱団では少年達を育成する「トーマス学校(Thomasschule)」があり、創設は13世紀に遡ります。バッハもカントルを務めていた時期があります。

この辺りの話は、大変長大な内容になってしまいますし、旅行の日記というレヴェルではなくなってしまう為、省略いたします。


裏のカフェ「カンドラー」には「バッハ・トルテ」という(響きがザッハートルテの様)ケーキがあり、早速食べてきました。

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その後駅ビルにて主に娘の買い物に付き合って、大都会を満喫しました。

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一旦向かいのホテルに戻って昼寝をし、夜は、ピノック指揮するゲヴァントハウスの演奏会。

メンデルスゾーン200年を記念する催しの一つです。

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曲目ですが、上の写真はご覧になれますでしょうか?
何と!!このプログラムは、メンデルスゾーンが1835年に、弱冠26歳でゲヴァントハウスの指揮者として就任した時の、まさにデビューの、そしてその後に繋がる大成功を収めた演奏会の再現だったのです!!
プログラムの冊子は売り切れて入手出来ず(!)、その事が書いてあったのかどうかも分かりませんが、後になり、メンデルスゾーンの家にあった文章を読んで知りました!!

メンデルスゾーン:序曲「静かな海と幸せな航海」
カール・マリア・フォン・ヴェーバー:アリア「何を申しましょう」(ケルビーニの オペラの中間に挿入された)
ルイ・シュポア:ヴァイオリンコンチェルト第11番
ケルビーニ:オペラ「アリ・ババ」の導入曲
ベートーヴェン:交響曲第4番


全てが素晴らしく、まさに筆舌に尽くしがたい演奏会でした。
オケの後ろの、指揮者から真っ直ぐの席を取り、指揮者を正面から見ることも出来ました。

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特にヴァイオリンのソリスト、Sebastian Breuningerの素晴らしいこと素晴らしいこと!来て良かった・・・
音色が美しいのです。
シュポーアの第11番の協奏曲でしたが、あたかも地上と天国を繋ぐが如く。
拍手喝采鳴りやまず、アンコールに弾かれたバッハの無伴奏パルティータの中の一曲も、それはそれは・・・私の乏しい語彙では表現出来ません。

写真は夜のゲヴァントハウス、下は向かいのオペラ座です。

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この日、オペラ座は舞踏会があり、ホテルから正装した男女が次々迎えの車で会場に向かっていました。


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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
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【BGM】
Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
★Copyrights©1997-2020 Chieko Oku All rights reserved.
制作・著作:奥千絵子
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