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2020-04

いよいよ徘徊…?? - 2009.06.28 Sun

滞在もあと僅かとなってしまった。

夜はVolksoperの「胡桃割り人形」を予定しており、その前には昼寝を。逆算すると何時間…
沢山ある美術館は今回は諦めた。
既に何度も行っていること、観るからにはゆっくりひとつずつ味わいたいからだ。何よりも知らず知らず館内を移動している歩数たるや…今回は脚にとって無理だろう。

急にドナウが見たくなった。
ところがどうしたことか、反対行きに乗ってしまい、慌ててSüdtiroler Platzで下車。
学生時代の生活範囲内のこの近辺。
そうだ!何も名所だけではなく、自分の過去の生活拠点を見ることも面白いかもしれない!!と思い付いた。


随分街並みも変わってしまったなぁ…と思っていたが、すぐにKarolinengasse。ここを右折して教会(St.Elisabth Kirche)に突き当たると、そこに私が一番長く住んだ家がある(24歳から28歳まで)。
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このApothekeでは、指を怪我してオキシドールを買ったことがあった。「オクシドル」と言ってみたが通じないので、H2O2と(2は小さく)紙に書いて渡したら、薬剤師さんがニコニコして「化学記号は世界共通で有難い」と言っていたことも思い出した。


さて、右折。
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教会の周りをぐるり。
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お得意さまだった文具店(Papier)
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流石に石炭・練炭の店は無くなっていた。


Karolinengasseを右折すれば突き当たりがベルベデーレ宮殿
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教会の前に、分別ゴミの容器が・・・
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Karolinengasseと垂直に交わる道路、Argentinierstrasse。これを真っ直ぐ行けばKarlskirche(カールス教会)があるし、そこへの途中、ORFがあり当時はここがオケの練習場だった。
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Elisabeth教会に入ってみることにする(生憎ミサは終わっていた)
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昔ながらの住所表示(IVは4区、その後のWiedenとは4区の正式名。ウィーン23区もそれぞれに正式名称がある。St. Elisabeth-Platzは更なる細かい住所。道路や広場名に番号が付いて住居表示となる)
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私の住んでいた建物の下の角までがBIPAに???
コスメティク(と言いますか?)用品のチェーン店です。
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ここを右折しても(この写真では左方向)ベルベデーレ宮殿に突き当たります。



さて・・・・・
この辺りで、何か怖ろしい現象が起きました。
こんな事は初めてです。
私はどこに帰ったらよいのか?どこに宿泊しているのか、全く思い出せなくなったのです。
今どこに居るのか、ここを真っ直ぐ行けばDの電車が走っていることも分かるのに、その先が…
今まで来た道を思い返してもSüdtiroler Platzまでしか思い出せないのです。さて、誰にどうやって連絡をしよう?日本?日本の誰?親?親は居ない。夫はどこにいるのだっけ?

いつから分からなくなっていたのかも分からない。
でも、Belvederegasseを歩いているうちに徐々に記憶が蘇ったので、ほんの5分10分のことなのだと思います。
もしや・・・・・・これって・・・・・・「徘徊の始まりとはこういうものなのだろうか?」と青ざめた経験でした。
(今後の私に気を付けて、異変がありましたらざっくばらん教えてください!!)

幼い頃、まだ2歳か3歳か・・・夢の中で「よく知っている場所」の風景がガラリと変わって、道が分からなくなる、怖くて怖くてあがいているうちに目覚める、という経験をしましたが、まさにそういう脳の回路が働いた様な、本当に怖ろしい出来事でした。


さて、ウィーンに来て約10日が過ぎようとしているのですが、一度も外食をしていないことに気付きました。
初めて、たまらなくWiener Schnitzelが食べたくなりました。Prinz Eugen Strasse(ベルベデーレに沿った道)迄行けば何かあるに違いない、と行ってみたところ果たしてありました!!15時までやっている店。
店主がメニューを持ってきてくれたけれど、すかさずWiener Schnitzel(Kartoffelnsalat付き)とApfelsaft gespritztを頼んだ!!
これが、今回ウィーンに来て初めての外食です。
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一体今までどんな食生活をしていたのか?と自分でも不思議なのですが…。
朝食をホテルのビュッフェで日頃の3-4倍を食べてしまう為、昼になってもお腹が一杯。(普段は、たっぷりの牛乳を温めてインスタントコーヒーを入れ、あとはミュズリくらいで終わらせてしまうので)
折角キッチン付きで、Naschmarkt(誰でも買える大きな市場)の近く、ということで、今回のアパートメント形式のホテルを予約したというのに!!
夜も疲れて、もしくは出掛けて、予め冷蔵庫に買い置きしておいたサラダ(肉類入りの)とミネラルウォーターで済ませてしまっているうちに今日になっている。何と勿体ないことを!!!

ともあれ記憶も蘇り、帰りはD番に乗り、Oper方向。

21.jpg


車窓からの眺め。
かつての学校は改修工事をしている様子。
23.jpg

24.jpg

59Aのバスに乗り換えて、2つ目、宿のすぐ傍で下車。


昼寝をして、夜のVolksoperに備えました。

ひとまず送信。





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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
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Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
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制作・著作:奥千絵子
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