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2020-09

ハイドン記念の年 - 2009.06.24 Wed

今年はハイドン没後200年(1732-1809)

ウィーンから南に約50km、バスで1時間半弱、ブルゲンラントの州都であるアイゼンシュタット(Eisenstadt)へ、今日(24日)は行ってきた。
Phänomen Haydn(「超人・ハイドン」とでも訳したら相応しいだろうか…)として、様々な角度からの展示が至るところで行われていた。

着いて、方向音痴の私は「ペストの塔」を目印に。
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どこから訪ねようか、という位、今年は流石である。
昼過ぎの到着では遅すぎた。

本来はSchloss Esterházyから訪ねるべきだったのだろうが、バスから降りたばかりの脚が重く、近いところから訪ねることにした。
まずは「Diözesanmuseum(司教区博物館)※」、そして1766年から1778年までを過ごした「Haydn-Haus」、その後Schloss Esterházyへと足を運んだ。
(他にもいくつか訪ねたい、ハイドンにまつわる教会や博物館もあったのだが、ただでも一日では到底不可能の上に悪天候。脚は動かない。又音声ガイドも何しろドイツ語なもので、三箇所のみでも最後は耳が拒否をしていた。)


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さて、Diözesanmuseumでは当然のことながら、ハイドンの教会音楽、宗教音楽に重きを置いていた。タイトルは「gottbefohlen(神に命ぜられた、とでも訳そうか)」
これは大変重要なことだと思う。
我々ピアノ弾きは、ハイドンと言えば、まず「ソナタ」、義務教育の音楽の授業では「パパハイドン」とか?交響曲の父であることを教える。
勿論それはそうなのだけれど・・・彼の音楽の底に流れるひとつにキリスト教があることは否めない。
オラトリオ、ミサ、その他宗教曲を数え切れないほど作曲している。勿論晩年にその多くを書いたのかも分からないが、少年時代にウィーンの聖シュテファン寺院の聖歌隊員だったことを考えるとその経験は作品の根底に流れているのではないか、と思う。

話が逸れるが、私の通った中高では、聖歌隊にせよ、普通の音楽の授業にせよ、随分宗教音楽を歌わせていただいた。ハイドンのオラトリオ「天地創造」の中の曲や「四季」の中の曲に親しんだ。
更に逸れるが、今年はメンデルスゾーンの生誕200年という記念すべき年でもあり、これ又、中高時代にはメンデルスゾーンの原曲、と知らずに歌っていた讃美歌や聖歌が数え切れない程ある。(これは大変長くなるので又にします。)

歌に限らず、何の楽器を演奏するにせよ、ヨーロッパ音楽を演奏するからにはキリスト教の存在無しでは、作品の神髄に触れることは出来ないのではないか?と常々思う。ハイドンも勿論である。


次に訪ねたハイドンの住んでいた家は、
1761年から1790年までをアイゼンシュタットのエスターハージー(Esterházy)公爵の元で宮廷楽長を務めていた中の、1766年から1778年に住んでいた様だ。

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ここは7つの部屋があり、エスターハージーに仕えていた頃の住居。
火災を起こして多くのものが紛失された様だ。
其処此処に展示されているものには大作曲家の肉筆の文章もあり、時間があったならゆっくり解読してみたかった。

「Schlossへ!」と斜め読み(音声ガイドの飛ばし聴き)にて外へ出たところで足止めを喰らった!!
何たる6月!!行きのバスのラジオからはドナウの氾濫、冠水した家々のニュースが流れていたが、珍しい連日の豪雨!

(Haydn-Hausの中庭の雨)
090624の雨



(少しでも降りが落ち着くのを待って門を出たが、道路は小川状態!)
090624雨その2


デジカメの動画。実際にはもっと凄まじかった。外を歩くことはまず不可能。
1時間を無駄にした後、何とかエスターハージー城へ向かった。

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係のおじさんが「音声ガイド」の使い方を説明してくれた(前の2つでも使ったのだが)。
「全部を丁寧に聴いていると80分かかるので、飛ばす時にはここをこうやって・・・」と、親切。

もう一回一日かけて来なければ・・・と、今回の連日の豪雨を恨みたくなる。


(編集、続き、又改めます。久々の歩き過ぎと時差にて頭が……)



旅行ガイドの一枚裏表を破いて地図として持ち歩いた為、こんなになってしまった・・・
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ところで、帰宅したところ、バスタブの栓がゴムのぴったり嵌るものに新調されていました。
これで安心してゆっくりお湯に浸かれます。回り道しただけに幸せです。
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いつも有難うございます

タヌキさん

今回は短い滞在なのです。
可能な折に!と思い立ったが吉日で動く人なもので…ご心配お掛けしてすみませんv-356v-356

そちらにもお邪魔させて頂きますv-291

ウィーンでしたか。

ブログをしばらく更新されていなかったようでしたので(そういう私も更新を怠りがちですが・・・)
ぶんちゃん、もしや御病気かといらぬ心配をして損しました(笑)。ウィーンとは羨ましい。写真沢山アップしてください。


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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
★恩師のことは55年間を遡り少しずつ記載するつもりです。目下のところはこれだけです.
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【BGM】
Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
★Copyrights©1997-2020 Chieko Oku All rights reserved.
制作・著作:奥千絵子
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