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2020-03

讃美歌の講演会 - 2009.02.15 Sun

午後から、所属している教会で開催された"大塚野百合先生の講演会"に出掛けた。
「本当の癒しとは ~ヘンリー・ナウエンをめぐって~」とのタイトルにて。

今では賛美歌のスペシャリストとして、大学ご定年後も講演会のみならず著書も精力的に出版され、すっかり著名になられた大塚野百合先生から、実は中学1年の時に「聖書」の授業を受けていたのだった。
その懐かしさもあり、午前の礼拝は諸々を(仕事や体調)理由に怠けても、今日の午後は本当に楽しみだった。

先生も仰っていらした、「賛美歌のルーツをとても1時間半やそこらでは語れない」はまさにその通りなのだが、たった4曲の賛美歌からも、それらの背景(歌詞は勿論、音楽も)の貴重なお話を伺うことが出来た。


私が育った環境は、日曜学校(教会学校を当時はこの様に呼んでいた)然り、中学高校では毎朝の礼拝で讃美歌を歌って一日が始まり、「聖書」の授業でも「音楽」の授業でも讃美歌を歌い、中学の放課後は聖歌隊、高校では課外コーラス、讃美歌や聖歌は生活の一部となっていた。
私が音楽に目覚めたのはひょっとすると、讃美歌の歌詞と美しい4声体の一体化されたものを常時空気の様な存在とする環境に居られたからかも分からない。
だから、西洋音楽とキリスト教は切り離して感じることも出来ず、自分の演奏に於いても(キリスト教音楽でなくとも)無意識のうちに歌詞や聖句が浮かんでくる。
何か事ある度に浮かぶのは、当時の所謂「讃美歌」※だ。そして癒される。

その様なこともあり、尚更今日の講演会を通じて、あぁ、一曲ずつの背景を知ってみたいものだ…と思い、早速家にある大塚先生の著書を改めて拝読しよう!と帰宅した。


その講演会で知ったのだが、大塚先生が中学の授業を受け持たれたのは、当時「聖書」専任の先生が病気になられ、代理ということで、たったその半年だけのことであったそうだ。
華やかで楽しく進行する授業は(大塚先生も今日仰った、「貴女、キリスト教の漫才師になったら?とか、キリスト教の黒柳徹子ってよく言われるのよ~」の通り)、とても楽しいものだった。
……ただ、試験前に渡されたプリントの量は半端ではなかった気がしている。おそらく大学で教鞭を執られていらしたが故、同じ様なものを中1にも渡されたに違いない!!と、怠惰で年齢より幼かった我が身のことはしっかり棚に上げる……


ピアノを職とする身から追記するが、外国語と同様に思うのは、成長期に讃美歌を通じて身体に入った「4声体」、耳と指が「和声進行」としてもしっかり捉え、大学に於ける「和声学」は「なるほど…」という裏付けとなったものの、「和声進行に於ける禁止事項」は耳と指とで既に判断出来ている結果にも至らせてくれたに違いない、…とも思う。


大塚先生には、賛美歌を「生きた癒しと救いの学問」として、いつまでもご活躍頂きたく、改めて思った日でもありました。


更に追記
奇しくも大塚先生の中学での同級生お一人のご一家と我が家とは、偶然にも親しくさせて頂いた時期もありましたが(私が5~7歳の頃)、そのご一家の優しい「おばちゃま」は昨年亡くなられたと事を今日伺い、本当に残念です。お会いしたかったものです。私の亡き母は、おそらく天国で懐かしい再会をしているに違いありません。
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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
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Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
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制作・著作:奥千絵子
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