偉大な芸術家の演奏推移 - 2009.01.14 Wed
若い頃に過ごした足掛け8年は大きい様です。
先日友人のサイトで「カルロス・クライバー」のことが取り上げられていました。
最近テレビで放映された、とのこと。
何を隠そう、私はカルロス・クライバーの1989年のウィーンに於けるニューイヤーコンサートのライヴCDの虜になっていたことがありました。
(検索したのですが見つからず、今では2002年のものと一緒に、3枚組として売られている様です。)

最近、やはりテレビで(別番組だと思うのですが)彼の指揮をする映像に初めて触れました。
一番驚いたのは、彼の指揮棒の先端の動きでした。
(相変わらず毒舌ですが)他の指揮者の場合、「指揮棒をわざわざ持たずとも、手で振ったら良いのではないか??」と思うケースが多々あります。
そのクライバーの映像を見て、指揮棒とは、かくも繊細に音楽の輪郭を表せるものなのだ!!と目から鱗!!
早速YouTubeで検索してみましたところ、ザックザックとヒットするではありませんか!!
所謂クラシックのシンフォニーの類はもとより、ウィーンものまで。
その1989年のニューイヤーコンサートもヒット。
又、1970年のドイツでの「こうもり序曲」
これが、練習風景まであるのですね。
まずは4分割されたもののその1で、日本語の字幕入り。
映像が出ない場合は以下でお願い致します。
http://jp.youtube.com/watch?v=FnP-tLGkqWk&feature=related
次からは日本語字幕のものを探す気力失せましたが;
ここで疲れて挫折。(残り、まだ4分の1あるのですが…)
大好きな「こうもり序曲」なのですが、かつてのチェリビダッケを彷彿とさせる、余りにオケに自分を強いる練習にいささかうんざりして来たのです。(ちょっと上手い言葉が見つからずにすみません。)
そしてその練習結果である1970年の演奏会での「こうもり序曲」。
余りに完璧を求めて…いや、書くのはやめておきます…。
そして見つかった、その1989年のウィーン・ニューイヤーコンサートでの彼の「こうもり序曲」の映像。
前の演奏から19年の歳月が流れ、勿論指揮者自身の経験や成長もあることでしょう。
人間が歳を重ねるって何て素晴らしいこと!!
でも、それのみならず、…勿論入念な練習はあったのかも分かりませんが、安心してオケにリズムを任せられる喜びをウィーンでは彼も味わったのではないでしょうか。
以下、蛇足!!と言われそうですが・・・
過去に遡った日記にも書きました2001年1月27日の私たち東京カンマーコレーゲンのニューイヤーコンサートから「こうもり序曲」です。
(フルオケの後に載せたら淋しいですね……。弦5人とピアノですから…。それと、コンサートの単なる記録ですので雑音はお許し下さい。)
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