昭和64年の想い出 - 2019.05.03 Fri
「平成」から新しい元号「令和」、何と穏やかに明けたことか。
昭和64年を思い出す。
その前、昭和63年暮からはテレビの臨時ニュースやテロップが絶えなかった。
昭和天皇のご体調の詳細が流れていた。「吐血された」「下血された」・・・の類い。
我が家は年明け昭和64年1月7日、ニューイヤーコンサートを控えていた。
夫の主宰する室内楽グループ「東京カンマーコレーゲン」によるサロンコンサート。
会場は西荻窪の「こけし屋」。約70席とは言え、既に完売。
もし天皇の崩御に重なったら??と頭の片隅にあり、テレビのテロップを見ては思い倦ねた。
朝から電話での問い合わせに応じることも覚悟。
その心配は当たり、7日早朝の5時頃だったか、テレビニュースが流れた。
昭和天皇崩御。
さて、どうなるか・・・
一応コンサートは決行のつもりで準備。
電話は静か。1本の問い合わせもない。
でも来場は一体何名あるだろうか・・・
そんな危惧をよそに、欠席はただお一人のみにて、ニューイヤーコンサートは満席にて行われた。

(詳細はクリックで拡大の上ご覧ください)
暮れからの暗いニュースが故にか、それとも新しい時代に希望を託してか。
今考えると、お客様の半分以上は、第二次世界大戦の経験者であったと思う。
そして翌1月8日から「平成」と相成った。
そのようなことを思い出しながら、穏やかに「令和」を迎えた。
新皇后様の笑顔のように、明るく輝きのある時代となりますように。
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