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2020-04

さぞや扱いにくい患者 - 1999.10.28 Thu


10月20日
プレドニンが減って行けば楽になる,と言われていたフラフラもちっとも治らない。寧ろ酷い日もある。リーゼだって服用を始めたのに。
それとも急激にプレドニンを減量していることと関係あるのか?と日々,何も出来ないので疑問を感じては来室くださる医師をつかまえて訊く。
TR先生がいつか「質問して頂くことが逆に我々には助かります」と仰ったことが印象的で,つい図に乗る。
イムランの服用開始と時期が重なっただけなのかもしれないが,イムランを悪者にしたくなる。

8月の脚力はどこへ?
又,あの頃は切り紙などしては葉書に貼り付け,カレンダーをコピーして手紙を書いたりして過ごせたのに。文字が書けないのは致命的。ふにゃふにゃと書いていると頭がビリビリ痺れてくるのだ。

鼻のただれがどんどん奥に進む。面疔では?

10月21日
ずっと抗生物質を塗っていた鼻のただれは明らかに面疔。ズキズキ痛むので夜中に何度もも目覚め,鼻の中を洗っては又薬を塗り直す。
こんなにあっちもこっちも化膿するのは,免疫力を薬で落としているから,と知りつつ不快。

教授回診
面疔に関して「培養しないの?」の問いに,主治医が答えないからちょっと腹立ち,私が「していません」と答えてしまった。
「瘭疽は?(培養)」には「TR先生がして下さいました」
広い処置室に患者が集められて大名行列(教授回診)があるのだが,どうして皆おとなしく言いなりになっているのか益々不思議。これからは嫌われようとも言いたい事は言う!

筋電図の予約が取れた,と喜んでいたら,急患が入り29日に延期になってしまった。

10月22日
ずっと体温は34℃台前半。
今日は喉も痛く体温は36.9℃。「平熱ですね」・・・
いつもより2.5℃高いのに平熱???36.5℃の人が39℃になったのと同じなのだが…
看護婦が杜撰なのか,医師との連携が悪いのか,「喉が痛い」と言っても喉を覗く訳でなし,先日来鼻の奥だって一度もペンライトで覗くでなし,咳が出ても聴診器を当てる訳でなし(聴診器も当てずに急にレントゲン……)。
鼻の話を来室した医師に話したら,急にペンライトで覗きながら綿棒で塗る場所をあぁでもない,こうでもない,と探す。余計痛いではないか!!「痛いところくらい自分で分かります!」と,自分で指を消毒し,指先に軟膏を取って穴にグリグリと塗ったので唖然とされた様子。
足の瘭疽然り。へらの様なもので大量に軟膏の缶から取って,患部にちょっとだけ塗り,あとは「へら」ごと捨ててしまう。「それだけあったら,医療後進国の子供が何人も救われますよ」と言ってしまったことがある。
それでいてモーラスは一日6枚では絶対に足りない。不足分は自宅からバンテリンを持ってきて貰って補っている。

益々暇な週末。ラジオを聴いては録音したり,家からのテープを聴いたり。
兎も角だるい。

10月25日
面疔の培養の結果が出た。
カリニー肺炎※を起こすのと同じ原虫だそうな。
バクトロバンという特殊な強い塗り薬が出た。一日3回,4日限り使える,というもの。
こちらが外出許可を願っている時には無視され,この様な状況の時には外泊の話が出るという矛盾。家は誰も掃除していないと思うので汚い筈,と言っているのだが。
原虫が鼻から喉,肺に入ったら???

※ カリニ肺炎は免疫不全,悪性腫瘍ならびに化学療法施行中,臓器移植を受けた患者に発症する。またステロイド薬を大量に使用された乳児や炎症性腸疾患患者に発症したとの報告もある。HIV感染者においてはCD4陽性細胞数が200/μlをきると発症率が急上昇することが知られている。(医学書院「今日の診療」より)

10月26日
朝,HJ先生が来室。いつもご多忙の合間をぬっていらして下さる。
これ幸い,とバクトロバンのことを尋ねた。
MRSAの為に開発された薬だそうだ。M.P.に書いてある様な深刻なことではないので大丈夫,とも。

10月27日
母よりいつも朝電話。大抵こちらがフラフラしている時間帯なので(それも不思議なのだが),「朝ではない方がよい」と言うと,「私はこの時間に掛けることに決めているの」との返事。あぁぁぁ…今に始まったことではないので慣れているが…
その上,聞きたくない話,妹への鬱憤話,・・・自分が正しい,と私に同意を求めるかの日々の電話。じっと我慢。毎度ながら,病院に居てまで親孝行??

10月28日
夜中の酷い咳で殆ど眠れなかった。汗もびっしょりかいた。

教授回診
イムランはやはり止められないそうだ。止めたからとてすぐに感染症に罹りにくくなる訳ではないとも。

MRIで左腕を撮った。
騒音の中で大爆睡。よほど疲れていたらしい。



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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
★恩師のことは55年間を遡り少しずつ記載するつもりです。目下のところはこれだけです.
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Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
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制作・著作:奥千絵子
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