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2020-09

不機嫌 - 1999.10.11 Mon

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ではないが・・・


9月30日
昨晩夕飯後に寝なかったので朝から案の定ぼーーっと覚め切らない。
文字を書くと障害になるところが上腕二頭筋だったり三頭筋だったり,前腕だったり。手首ということはあり得ない。

教授回診
手際よく手早く質問や話をなさる(最近は患者中心に話してくださる);
筋肉疲労や頭重患,筋肉を使わずにいたから,という境の判断は難しい。
握力は上腕の判断基準にはならない。
モーラスの成分は?
リハビリは先週からではなかったの?
ユーロジンは止める気無いの?
等々。
ユーロジンは神経専門の科で続ける様に言われたこと,それで補えなければβブロッカー,更にマイナートランキライザーを追加して行くことを話した。モーラスの枚数もとても足りていない話も。

リハビリ
OT(作業療法)はまず脱力から。筋力を付ける前に全部力を抜いて脳への血流を良くすることになった。
PT(理学療法)のメニューは;
エアロバイク5分
階段5段をゆっくり3往復。
両足をゴムのベルトで縛り,横になって上下・左右に20回ずつ伸ばす。ゴムのベルトも種類があり,伸縮の良いものから始める(色分けされている様だ)。
FSCN5222:2


右足第1指の瘭疽が酷くなるばかり。抗生物質の軟膏を患部に直接塗りたい由こちらから希望。イソジンゲルとリバ湿布だけでどんどん悪化しているのだから・・・
更に「クラビット」も処方されているのだけれど,それでも悪化するばかりなのは,ステロイドと免疫抑制剤に勝てず,足の爪先に来る前にどこかで使われてしまっているのでは??
マニュアルばかりの対応に,段々苛ついてきた。

10月1日
抗生物質のバラマイシン軟膏を塗り,夜中から瘭疽の痛みはどんどん良くなった。(そらごらん!!と言いたくなってしまう

10月2日
朝の瘭疽の治療。「無理矢理切って膿を出してしまったら?」と医師同士意見交換している。
普通の瘭疽なら皮膚科のマニュアルでは当然だと思うのだが,こちらは免疫力を落としに落としている身。切ってしまったら傷の治りや如何に??膿も随分透明になっていると思うのだが・・・

10月3日
瘭疽の痛みをかばいつつ階段2往復。
クラシック番組を一日ずっとラジオでやっていたのでダビング。

10月4日
11:00 OT
午後レントゲン
14:00 PT
16:20 第一内科 A先生;
7日からプレドニンは25mgになる。イムランは減らさない。
顔が丸くなってきたのも体重増加も良いこと。筋肉をつけねばならないのだから。
マイナートランキライザーでもよいのでは?
リハビリも始まって良かったですね。等

売店の往復,OTの往復,PT往復しても内科はまだだ,とのことで先に風呂に入っていたら呼ばれた。バンテリンを塗りまくったが,もう脚はこれ以上動かない。車椅子で外来棟を往復。
忙しい一日だった。寝る前から頭痛。夜中になって耐えられぬ痛みとなり,珍しくコールしてイブを貰った。

10月5日
11:00 OT
食後うたた寝30分
売店往復
14:00 PT エアロバイクの負荷を上げた。
OT室とPT室の2往復だけでも可成りのリハビリ。
部屋に戻ったら第一内科(脳)に呼ばれている,とのこと。又遠い外来棟。
マイナートランキライザー(リーゼ)も追加することになった。
筋電図を希望。
頭の中の音も又もや訴えてみたが……
3時予約の風呂に間に合った。
友人から電話。30分喋って切ったらどっと疲れが出た。

10月6日
疲労困憊。病院広すぎ!!
11:00 OT
14:00 PT
15:00 入浴

15:30 西宮の叔父(専門は心臓外科だがオールマイティ)が新幹線で来院してくれた。
F田医師より面談室で家族も一緒に今までの経過,今後の見通しなど,話があった。
親族の医者が来てくれたのは今までで一番心強いことだった。一緒に食事を,と楽しみに思っていたら,明日朝一番で回診があるので,と,そのまま帰って行った。申し訳ない限り。

夜からリーゼ追加。

10月7日
教授回診
初めて,健康時の生活パターンを話す機会となった。2時に寝て5時半起床は日常茶飯事だったこと,具体的な仕事内容。
モーラスとバンテリンの使用量,嚥下の悪さ,等も。

リーゼの所為か,気分は悪くない。洗濯機も空いていたので何往復も。
11:00 OT 今日は筋肉がほぐれているそうだ。
叔父と話せたことで全身もリラックスしたのだろうか?
13:30 貸本返却日,慌てて返した。
14:00 PT エアロバイク30Wから40Wへ。時間も長くした。
15:00 風呂に入り,その後コーヒーを入れて,娘の文化祭の催し(歌)を楽しみに・・・と思うや,中高時代の友人来室。ナースステーションでストップをかけて貰っていたのに!!
ムーンフェイスで元気に見えたのだろうか…。早く帰って欲しい,と思うほど疲れてきたが2時間も居座られてしまった!何を話したか,何も記憶になし。折角の気分良好が藁の様に萎えた。

この辺りは,何もする気力もなく,以前興味のあったテレビ番組も見る気力なく※,病棟あちこちの往復だけであとは疲れて爆睡あるのみ。
瘭疽も良くならない。

※不思議なことに,有名な演奏家のどんなに達者な演奏よりも「NHKのど自慢」の素人さんたちの心の籠もった歌には感動を覚える。心は正直だ,と改めて感じ入った。時には涙して聴き入る。

夫たちが私の為にヴィデオデッキを持ってきてくれた。
ところがヴィデオを一旦セットするや,30秒と経たないうちに眠ってしまう。

漸く文字らしい文字が書ける様になってきたので(と言っても,可成りじれったい程ののろさと形だが)毎日宛名を10通平均。中身はコピー(脳の先生に勧められた通りにしている)。
以前より改善はされたものの,真っ直ぐ歩けない場所では
フラフラヨロヨロと伝い歩き。

退院の話もたまに出てくるが,何となく突き放されているイメージ。※

※これは入院日数に限度がある為,と随分後で分かった。


家族への心配,とりわけ娘の体調(夏休みはそれでも安心していられたが),文化祭に向けて同好会仲間のちょっとした事件,のみならず学期が始まれば行事満載。
PHSを持たせて貰える様に許可を得て貰ったり,気を揉むことばかり。





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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
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【BGM】
Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
★Copyrights©1997-2020 Chieko Oku All rights reserved.
制作・著作:奥千絵子
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