FC2ブログ
A D M I N

2020-04

副作用のデパートへ - 1999.09.09 Thu



9月4日
薬が普通に飲み込めた!と喜び,又,今日担当の看護婦のSさんが,偶然,我が家と懇意の白馬S美術館のお嬢さんと同級生であることが分かり,楽しい会話をしていた時,夫が激痛で苦しい,と電話。
すぐに息子を起こさせて来院すべく説得する。
最初の手続きや受診は車椅子を押して付き添い,後は全面的に息子に任せた。
それでも心配で,病棟と外来等(レントゲン室や高度救急救命センターまでも)を4-5往復してしまった(片道15分)。
夫は検査の結果,尿管結石だった。自宅の心配事が増えた。
それにしても,私は歩けるではないか!!と回復を喜んだが・・

9月5日
全脚,全腕の鈍痛。全身の倦怠感。
隈無くバンテリンを塗ってみるが,手の震えの何と酷いこと!
夫もさることながら,娘のその後も気懸かり。
担任のN先生に電話をして,先日のお礼と共に家庭の様子を報告。とても優しい声で,「私にも母親代わりは出来ます。お母様は安心なさって,ご自分の療養に集中なさってください」とのこと。良い先生に巡り会えて感謝。

夜に,初めて「幻聴」を体験した。

9月6日
夫の外来に付き添う。
午後,娘の部活顧問の先生に手紙(部活は軽音楽だが,顧問は藝大美術彫刻出身の先生)。

血液検査CPK30台。こんなに歩き回ってこの数値なら,もう心配要らないのではないか?


9月7日
朝より振戦が酷い。全身がバタバタする程。
股関節も痛む。
入浴でタオルを絞ったら右前腕がギクリときた。
左手中指が脈打つ痛み。瘭疽ではないか?イソジンゲルを塗って貰った。
妹に日頃から腹が立っていることを留守電に入れておいたが,その後は全身がバックンバックンと波打っていた。

夕方,母の教会のH田牧師がお見舞いに来られた。(明日胃癌の手術を受けるという教会員の方の見舞いの後,と仰った)
ヨハネ伝16章33節をお読み下さってお祈り。私も折しも妹のことが気になっていた為,私側で感じていることをお話しして,母との和解を祈らせて頂いた。急に涙が出てきた。

Johannesevangelium 16/33 : Diese habe ich zu euch geredet, damit ihr in mir Frieden habt, In der Welt habt ihr Bedrängnis. Aber habt Mut ! Ich habe die Welt besiegt.

9月8日
朝,数分の電話で受話器を支えられず両腕が震える。
リハビリを希望している話を持ち出した。というのも,8月半ば頃,指のトレーニングをしている時の方が何十倍も腕の調子が良かったからだ。勿論赤みは酷いものの,物を持ったり書いたりする筋力は充分にあったのだ。

9月9日
朝,何を勘違いしたのか,単なる尿検査なのに蓄尿と間違えてコップが溢れかえって,トイレの床を水浸しにしてしまった。とうとう認知症か??
バスタオルで雑巾がけをし,絞るも,力入らず。
股関節は脱臼しそうな痛み,というか大腿骨が折れそう,というか,その位脚がヨタヨタしている。
腕も文字を書く支えなし。
どうしてこんなに震えているのか??
ステロイドの副作用だろうか?
そして心配は乳癌への疑問。ノルバデックスを止めているので「転移する人はあっと言う間」という言葉も思い出し,乳腺科の受診をお願いしているも,紹介状がなんたらかんたら,全然進展しないのだ。本来なら,まだ毎月1-2回受診している時期なのだから。
乳癌は「肺,骨,脳,肝臓」に転移し易いということはイヤほど知っており,この症状は「肝臓」以外のどれにも関係しそうな気がする。

教授回診
どうせ私は何も喋らせて貰えないことが分かっているので,予め主治医のK先生(女医)に疑問点を伝えた。K先生は居住範囲が我が家と似ており,子供達の小学校にも昔何かの試合で出向いたことがおあり,と,学校や店の話で盛り上がったこともある先生。こういう先生の存在は心強い。何かの診察に付き添ってくださった時,普通の大学を出てからどうしても医学に進みたく親を説得された話なども伺った。(教授は,患者のレヴェルに落として話しをするな,というお考えだそうだが,些細な雑談から人間としての患者像が見える,ということは余り大切ではないのだろうか??)

そして伝えて頂いたことは;
* 乳腺の診察を受けたいこと
* リハビリを開始したいこと
* 催眠剤と振戦は無関係かどうか
* ボルタレンを頓服で服用したいこと
* 脚のふらつきは,高熱を出した時の様であること。(ワインを一本空けた時の様なふらつき,と話したら「私はアルコールを一滴も飲まないので分かりません」と言われてしまい,40℃の高熱の時の様な)と表現を変えてみた)

これらの諸症状はその後も益々悪化した。



中学時代の英語のTA先生から,プレゼントと共に,先生自身が常に励まされている,という詩をお送り下さった。

Footprints
By Margaret Fishback Powers


One night I dreamed a dream.
I was walking along the beach with my Lord.
Across the dark sky flashed scenes from my life.
For each scene,
I noticed two sets of footprints in the sand,
One belonging to me and
One to my Lord.

When the last scene of my life shot before me
I looked back at the footprints in the sand.
There was only one set of footprints.
I realized that this was at the lowest
And saddest times of my life.
This always bothered me
And I questioned the Lord
about my dilemma.

"Lord, You told me when i decided to follow You,
You would walk and talk with me all the way.
But i'm aware that during the most troublesome
Times of my life there is only one set of footprints.
I just don't understand why, when I need You most,
You leave me."

He whispered, "My precious child,
I love you and will never leave you,
never, ever, during your trials and testings.
When you say only one set of footprints,
It was then that I carried you."




関連記事

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://allegrobunchan.blog18.fc2.com/tb.php/133-6efc732d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

副作用のデパート・その2 «  | BLOG TOP |  » 嚥下障害・他

プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
★恩師のことは55年間を遡り少しずつ記載するつもりです。目下のところはこれだけです.
★コメントも大歓迎です。SPAM防止上、確認後に公開しております。ご理解をお願い致します.
★このブログや大元のサイトへの感想やお問い合わせはservus2008@gmail.com宛に@を半角に直して送信願います.
【BGM】
Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
★Copyrights©1997-2020 Chieko Oku All rights reserved.
制作・著作:奥千絵子
★遙か下方に設置のカウンターは、サイトを複数回お訪ね下さいましても1日を1回とカウントし、又、私を入れない設定になっております。



最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する