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2020-09

今年もイースターは関西へ(2日目/後半) - 2016.03.27 Sun

(記載は3月31日)

能勢を後にして、向かうは宝塚。

息子が宝塚歌劇団の「こうもり」に招待してくれた。
予め息子が「オペレッタの『こうもり』とは違うから、そのつもりで観てね」と言っていた。
オペレッタの「こうもり」とて原作は別にあり、所謂オペレッタの「こうもり」の音楽はJohann StraußIIが、台本はKarl HaffneとRichard Genéeが書いたと聞く。
さて、どのように調理されているのだろう、と婆は益々楽しみに…

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©宝塚歌劇団

休憩もなく一気に「こうもり」全幕演じられた。
最初から頭を白紙にして観たので、驚くこともなかった。
大きな違いは、何と!ヒーローがアイゼンシュタインではなくファルケ博士(=こうもり博士)となっており、ヒロインはロザリンデではなくアデーレだった!
うーーーん・・・推察するに、この演し物は宝塚星組の大スター、北翔海莉さんに演じさせるために台本も作られたのだろう。アイゼンシュタインは二枚目の面もあるが、殆ど三枚目。北翔海莉さんに三枚目には相応しくないのかも…
しかも年輩の夫人のロザリンデのキャラクターは成熟した女性、客層に合わないのかも…等々誠に勝手な推測。
だから、オルロフスキー公爵邸での、仮面をして夫アイゼンシュタインの様子を密かに覗い、自分の妻とも知らずに懐中時計でアイゼンシュタインがロザリンデに言い寄る場面は無い。ハンガリーの出身であることを「音楽で証明するわ」と歌い始めるCsárdásも当然ロザリンデではない。
ヨハン・シュトラウスIIの所謂オペレッタ「こうもり」では喋りの部分、それもジョークを飛ばす部分も多くて、それを楽しみに出掛ける観客もある。宝塚でもいくつかのジョークはあったが、それ以上のものは宝塚のイメージを壊すのか、そもそもドイツ語でのジョークを直訳したなら意味が無くなるからか、とても少なかった。例えば弁護士であるブリント(Blind)が登場する場面では、フロッシュ(刑務所の看守)に腕を組んで連れられ、「Eins, zwei, drei, hopp!…eins, zwei, drei, hopp!……(eins, zwei, hoppだったかも)」と登場する場面、元の演出では「どうしてそんなことをする!?(適当な和訳)」とブリント(Blind)が訊き、「だってblind(盲目)だろ?」とフロッシュ。そして「私の名前がBlindなんだ!決してblindではない!!」と怒るブリント。
又、罪状を告げる歌では、「Rekurrieren, appellieren, reklamieren, ・・・」とメロディ楽器やロザリンデとアイゼンシュタインが「止めて!」「もうたくさん!」と歌う後ろで(1拍目からではない、の意味)「-ieren」で終わる単語を20近くも歌う。それらは訳しても無意味で、普通の単語の列挙となっていた。
あとは「こうもり博士の復讐劇」とのサブタイトル。…本来のオペレッタでは第3幕の最後の最後で、実は…とはっきりされる。第2幕でも触れられているが台詞の中からは推測するだけ。宝塚では、ファルケが仕組んだ復讐のための芝居である、という辺りが第1幕の始まりで、酔い潰れた「こうもり」の羽根を付けたファルケたちが登場し、可成り長い時間を使って説明のために演じられていた。

以下略ながら、興味深く、又宝塚歌劇団の演目として楽しめた。
その後休憩を挟んで「The Entertainer」。これは何の前情報もないので、ブロードウェイを楽しむごとく堪能。

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それにしても、歌って踊って(バレエのみならず日舞にタップなども)同時進行するタカラジェンヌ!驚きです。

ダイジェスト

(後半の「The Entertainer」は6分11秒あたりから)


我が父方祖母は関西に出向くと、娘(私の伯母)の家に滞在し、家族と共に宝塚を見に出掛けていたそうだ。
きっと当時は東京では公演していなかったに違いない

東京でも5月に公演があるので、夫を誘い出すか…一度は観てみたいもの…チケットは販売開始と同時に売りきれるようだが。

それで思い出したが、東京宝塚劇場はかつて(私の知る1980年代まで)宝塚歌劇を演じるのは年間ほんの僅かで、日頃は普通の演劇やオペラ公演や、1973年頃にNHKホールが落成する前には紅白にも使われていた、と記憶している。
今回誘ってくれた我が息子も「子役」として「細雪」でステージを踏ませて頂いた。1988年。
その時のプログラム。

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その為のオーディションは、大阪言葉のイントネーションでの「こいちゃん、ずるいわ、しなじんはそんなにつよいことあらへんでーー」だったと記憶している。(そんな事はこの年齢になっても記憶している

その数年前の1986年6月には(話は逸れたまま)芸術座でも出演者に加わった。

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と婆馬鹿はいつの間にか親馬鹿内容。
「今日はちょっと間を空けてみようかな」などと言い、幼児とは思えない工夫を日によって台詞のイントネーションや間を変えていた。

悲しかったこともある。折角のダブルキャストなのに、もう1人の子が「ピーターパン」の稽古が入っているとかで交代不可能、私の父の葬儀に、息子は参列出来なかった。舞台には夫が付き添い、ステージパパをした。


そんなで人前で演じることが好きだった息子は、私の仕事場でも引っ張られてオペレッタに加わった。(1986年3月)
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ピアノのみならず衣装係も私。当時は何も考えずに作ったが、どうやら101匹わんちゃんのラッキーちゃんが潜在意識にあったらしい
小犬のドルチェという役。台詞は全て「ワン!」なのだが、その場に応じて(こちらが指図せずとも)吠え方を変えるものだから、観客の人気をさらっていた。

NHKの「ピアノでポップスを」でも、ピアノのレベルではなく、キャラクターで合格したか??
私が勝手に息子に仕事をあれこれ作るので、劇団からは「首チョンになりますよ」と警告された。
首チョンになる前に「退団届け」を劇団に提出した。既に小3、そう度々ステージの為に、いや、受かるとも分からないオーディションのために、学校を欠席する訳に行かない年齢となっていたこともある。


本当に婆馬鹿と親馬鹿の披露となってきたので、もう止める!!
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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
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演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
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制作・著作:奥千絵子
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