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2020-09

昨日の続き - 2016.01.31 Sun

昨日の続き

健診と予防接種を終えて帰宅し、昼食後は1時間熟睡。
3時から中学生1人のレッスンを何とか2時間半に収め、出掛ける支度をした。
小学生の生徒が受けている某コンクールの本選へ。小学生高学年の部だが早く着いたので中学年の部から聴けた。
今の世、コンクールは私の世代では考えられないほど多くのものが存在するというのに、自ら調べない私は、情けないながら存在すら知らなかった。

とても良いコンクールと感じた。この時期に全部門自由曲で応募出来るのは、音大音高の入試や学期末の実技テストを考慮しているのかもしれない。他のコンクールのリハーサルとしても応募している子供も居るのだろう。小学生中学年の部では同じ曲が散見されていたので。大人のアマチュア部門もあり(年齢制限有り・無しの両方)、このようなコンクールは大歓迎だ。レパートリーというものは、作品を人前で弾いて初めてその中に収まるということもある。

最後の審査発表での講評もとても共感を覚えるものだった。甚だ掻い摘んで言えば、小学生も高学年になったら自分の考えが演奏に反映されるべき、それ迄は教師の言いなりや真似だったかもしれないが、この年齢になったなら自分の言葉として解釈したり、時には自分がどの様に弾きたいのか発言すべき…というような内容だった。おこがましくも更に加えさせて頂けるなら、教師がいくら小手先の見栄え聴き映えを教えても、実力以上の物は消化しきれないので、本番では活きて来ない、ということにもなる。他のコンクールでもよく見受けられること。或いは、インタープリテーションではなく過剰な身体や腕の動きでのパーフォーマンスとなることも。
今回の生徒にも講評内容は当て嵌まったが、自ら弾きたいとせがんで選んだシューマンのABEGG変奏曲。弾きたかっただけあって日を追って可成りのレベルで仕上がったと思う。けれども如何せんシューマンはシューマン。要求されるオイゼビウスとフロレスタンの弾き分けは、どんなテンポであろうともコロコロと変化して出てくる訳で、大人でも弾けない人は弾けないという作曲家。技術的にも流石にピアニストだったシューマン。いくらOp.1でも難所が突然出る。
練習過程では、映画の「愛の調べ」その他のDVDを貸したり、親子で楽しんで頂いた。
以前パピヨンの時もそうだったが、シューマンはまだ真似から入ってもらう年齢。ABEGGはレッスンでは何とかそれらしくなる。けれども、私の年齢が感じることは小学生にはその時要求に応じることが出来ても人前は正直。出来ずとも当然のこと。余り曲想に集中するとミスタッチも起きる。そしてミスに気が行く。いつも「過ぎたミスは考えないこと。その場所だけに集中すること」と言っているが、そうも行かなかったのは難曲過ぎたが故。コンクールとしては充分なテクニックを持っている筈が、選曲が故に惜しいほど小さな事故散見。最後のイメージトレーニングが欠けたかもしれない。
それも良い経験となったと思う。成績としては第2位を頂けた。数年経って弾いたなら、又違う面を発揮出来る筈。
身贔屓ながら弾いている表情も良く、とても(泣くほど)緊張していたとは思えない。センスも良い。それは良い指導を受けているバレエで培われたものもありましょうし、生まれ持ったものと環境によるもの、そして本人の努力とで活かされたと思う。演奏は、良い振付と音楽を使ったフィギュアスケートのようでもあった。-----以上は親馬鹿ならぬ教師馬鹿。
今後は1に基礎、2にも基礎、3,4がなくて5にも基礎・・・とまでは言わないが、それに近く・・

他の受験者のことは触れない。


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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
★恩師のことは55年間を遡り少しずつ記載するつもりです。目下のところはこれだけです.
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【BGM】
Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
★Copyrights©1997-2020 Chieko Oku All rights reserved.
制作・著作:奥千絵子
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