ボケ婆のすったもんだ記 - 2015.11.18 Wed
私自身、鼻と喉の吸入を受け続けたいことがあり、予備の薬ももう少し欲しかったので。
折しも娘のみならず、孫娘が酷い鼻と咳を長くしていた。父親処方の薬で可成り改善したようだが、耳を一度診てもらった方がよいのではないか…と思い続けていた。新陳代謝の激しい1歳児(年末には2歳)、もっと耳垢が出る筈で、こればかりは専門医でないと判断が付かない。
孫娘を丁度預かっていたので、車で連れて行くことにした。
けれども大きなバッグは持ち歩けない。車と耳鼻科の間は最低限の荷物を私のリュックに入れて傘をさして、手を引いて往復。
1人だったらほんの2−3分の道のりがっ!幼い子を連れて歩くことは、頭の中には子供達が同年齢だった頃の「いとも簡単に出来る行動」としてインプットされている。傘さして抱っこして買い物など日常茶飯事だった筈。
ところが!!
駐車場から駅のエレベータまで、何と長い道のり!そしてエレベータを降りて、向こう側のエレベータまで、人混みをかき分けて行く。駅の地下道の(線路4本をくぐっているだけなのに)何と長い道のり!上りのエレベータを上がってから、耳鼻科までの何と遠い道のり!!あたかも15分歩いたかような行動。
あぁ・・・甘かった・・・自分1人でだって最近は通院していないのだから。
その耳鼻科は、実家の母、私や夫、息子や娘、に続いて孫まで、と4世代にわたりお世話になっている、とても親切な女医さん。
着いて、ざっと数えて20人以上の待ち人にめげて一旦帰ろうとしたが、孫娘の耳だけは何としても診て欲しい。
婆は頑張る

取っ替え引っ替え絵本を読み聞かせ、飽きてしまうと婆の口から出任せの「○○○ちゃん物語」。
待つこと1時間半、ぐずり始めた孫は漸く呼ばれた。
私の吸入の間、孫は何とか膝でおとなしく座っていた。
いざ、孫の受診・・
ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜!!・・・と泣いたって、宥め賺して(なだめすかして)何とでもなる、という30年昔の記憶は、単なる潜在的にあるだけで甚だ甘く、身体が言うことを聞かない。鼻水によだれ、痰にどろどろになりながらの受診。看護婦さんまで。申し訳なし…
耳と来ては、案の定耳垢が溜まりすぎ、固まって石と化している。今日は取れません、4日間耳に点す薬をお出しするので、その上で出向いてください、と泣き声に掻き消されまいという先生のお声。点耳薬(お!一発変換)を処方された。抗生物質の粉薬なども頂き、私の受診は薬の処方だけ端的に。泣きじゃくり続ける孫を抱っこしたまま、やっとのことで終了。
暴れる孫を押さえている間、どうやらボケ婆は「**ちゃん、もうちょっと、もうちょっと、がんばろうね」と娘の名前を呼んで声かけしていたようだ



会計して薬を受け取り、必死で何とか孫のレインシューズを履かせたところ、よそのお子さんが「スリッパ、僕が後で片付けておけばいいやね」という声が耳に。そうだ、忘れていた・・と慌てて待合室に入り、スリッパを片付け、上がってきたエレベータに孫を必死で抱っこして1階に下りて気付いた。ボケ婆は何と!耳鼻科の名前が印刷されたスリッパのままではないか!又抱っこして5階へ上がり、自分の靴に履き替える。背後の待合室から「よかったね」の声が・・・
外へ出て、深呼吸をして来た道を傘さして駐車場に又ゆっくりゆっくり戻り、安全運転を心掛けて帰宅したのでした。
頭は30代のまま。いとも容易く出来ると勘違い。あぁ、哀しいかな、身体のみならず頭も正直。ボケに突入していますな・・
先日の運転免許更新の折の「次回は古稀」のショックに次ぐショック!!
ボケ話はまだありますが、長くなってしまったので続きは又・・・
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