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2020-09

人形の不思議 - 2008.06.11 Wed




というタイトルに一応しておきますが・・・


6月9日月曜の夕方,凄まじい音がしたので吃驚し,階下に娘共々バタバタと下りて行きました。

義父が玄関の飾り用の棚を倒してしまい,その音と,上に乗っていたものがあちこちに吹っ飛び散乱した音であることが分かりました。

又インターフォンの幻聴・・・あっちにつかまり,こっちにつかまりして玄関に行こうとしたそうなのです。そのつかまったひとつがその棚だったのだろう,と推測しているのです。棚と言ってもテーブルの様な形で,しっかりつかまったなら倒れる可能性はある。それとも目が見えなくてぶつかったのか??

それは兎も角,上に飾ってあった色々が散乱し,割れてしまいました。
母が実家の玄関に飾っていた,マンションに越しても玄関に飾っていた花瓶とハープの形の時計。
それと,私がいつだったか池袋で購入したアンティーク・ドール。
アンティーク・ドールと言っても模造品ではあるのですが,顔が如何にも当時の娘の雰囲気に似ていて,娘共々気に入っていたものです。これが割れてしまい,首から先は向こうに転がり,しかも顔もいくつかに割れ,首は細かく砕け・・・
他にもヨーロッパ土産の小皿なども粉々。

私ら2人では太刀打ち出来ないので,幸い家に居て,裏庭の草刈りをしている夫を呼びました。片付けの為,まずは義父に部屋に戻ってもらうこと。

そして娘と私は一生懸命に人形の破片をかき集めました。
二階に持って行き,家にあるアロンアルファで何とかしよう,と思ったのですが吸収してくっつかない為,娘が雨の中を文具店に走り,いくつか種類を購入してきました。
帰宅するや,外は激しい雷雨に。

娘はハープの時計を修復。
私はあたかも立体パズルをするかの如き作業の人形。
頭の中に手を突っ込み(手が小さくて良かった!指だけは入った!),頭蓋骨に相当する割れた部分2カ所をセロテープで貼った(紙テープが見つからなかったので)。
顔には亀裂が何本か残ったものの遠目には分からない程度に修復。でも額には,私の力では直せない部分が残り,でもこれは前髪で隠れるので,小さな破片をどの様に埋め込むかは後日又,ということに。
最後に首を繋げたのですが,どうしても2カ所がうまく行かなかった。これも後日又,と課題に残しました。小さな(粉とも言うべき)破片は容器に入れて紛失せぬように。
2時間近くかかったでしょうか・・・
この日は,折しも私の父の誕生日。生きていれば85歳(63歳で他界)。父こそアンティーク・ドールが大好きで,こちらは本物…など思い出しながら…

さて,これで話が終わったなら,「やれやれ・・・」と毎度の単なる私の愚痴話なのですが・・

その夜,娘がちょっとした事故に遭いました。具体的なことは娘の名誉にかけて触れられませんが。
転んで額から出血。
倒れているのをタクシーの運転手が見つけて警察に知らせてくれたそうです。
念の為に救急車で病院に運ばれました。
後頭部も打撲の痕。
頭を打った時には首を固定するのだそうですが,娘は頑なに拒んだそうです。

幸い,点滴と傷の処置を受けて明け方帰宅出来ました。

余り縁起はかつがない私なのですが,この日ばかりは人形が重なってしまい・・・残した額の傷,後頭部(娘の打撲は丁度私が手を突っ込んで貼り合わせた位置!),首・・・これらを完全に直してあったなら・・・と。

娘も朦朧としながら,「人形が可哀想…」「人形が痛がっている…」と,うなされ。
余程夕方の出来事がショックだったのでしょう。
直したことも記憶から吹っ飛んでしまった様で。

人形は直しきれなかったけれども,父の最期の未完成になった作品は,顔だけしっかり仕上げてあるのです。
父が守ってくれている,とも思った出来事でした。


その父の最期の未完作品。
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(上手く撮れませんでした。遠くからズームアップしたけれど)



父の本物のアンティーク・ドールに囲まれた幼い頃の娘(父・撮影)
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(かぶっているのは,右の人形の帽子)



それにしても,こういう事があって初めて,介護保険事務所は今後を考えてくれる,という苛立たしさ。
介護度で使える分が可成り余っていることも判明。
週3回の入浴介助だけ,なんて事はあり得ません!
しかも,殆ど盲目,耳も全くと言ってよいほど聞こえない現在,介護度2はないでしょう!?
医師には「ペースメーカーで生きているだけ」と言われている人です。
家族と同居,ということで下りなかった希望のあれこれ・・・
夫は仕事に出られずキャンセル続き。誰が我が家の所得の補償をしてくれる,というのだろう

母の時も然り。
亡くなってからでは遅いわい!!!!!(後悔ばかりし,自分を責めていた私も他人を責める本音が出るようになってきました)
ケアマネの腕ひとつ,とよく聞きますが,本当に・・・

(感謝の気持ちはあっても,言葉にする事はこの際敢えて無視)



この最後の十数行ほどを訴えたいが為に我が家の暴露話になったのも情けない・・・

元来こういう人間ですので~~  






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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
★恩師のことは55年間を遡り少しずつ記載するつもりです。目下のところはこれだけです.
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【BGM】
Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
★Copyrights©1997-2020 Chieko Oku All rights reserved.
制作・著作:奥千絵子
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