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2010-02

テレビはオリンピック一色 - 2010.02.25 Thu

テレビを点ければ常にスケート、スキー、フィギュア・・・
何となく見てしまうのもあと数日。

音楽が関連するので、ついフィギュアのことを日記に書いてしまうのですが・・・他の競技は、点数でスパッと出せるので気持ちよい反面、まさにスポーツのみ。

フィギュアの採点が「技術点」と「演技点」(日本語訳)に分かれる様になって久しいです。
テレビの解説では「技術点」ばかり取り上げていますが、「演技点」も半分なのですから、そちらで点が取れることも考えた方がよいのではないか…と常々うるさい私です。

http://www.asahi.com/olympics/about-the-sport/selection/TKY201002050231.html

後者には表現力、振付、曲の解釈といったことが含まれていますが、まず曲を決める訳でしょうから、曲を如何に解釈し振付をするかが最初なのではないか?と思ってしまいます。いくら曲が素晴らしくとも、一旦振付が難しい、となったら潔く曲の変更をすべきかも分からない…音楽の起伏や調性、テンポ、様々な曲に使われる要素(つまりは音楽での楽典用語に匹敵する事です)にフィギュアの技術を当て嵌めて、それから如何に表現するか、練習が始まるのだと思います。
全てこの辺りは振付師やコーチに責任がかかって来る訳で、演技する側には「お気の毒でしたね」となることも。

先日の女子ショートプログラムも皆さんそれぞれに素晴らしく感激しましたが、やはりこの辺りが気の毒に・・・と思ってしまう方も多くて。例えば曲を無理にカットして繋げる。無理に繋げれば演技している側にも無理が来る。そこで転けた人も居たのはそういう事ではないか・・・音楽の流れが表現すべき事と別方向に行っている訳ですから。
音楽と、素晴らしいジャンプが一致した時には、結果として表現力で高得点にもなります。
振付にはプロの指揮者や作曲家が加わってアドヴァイスしても良いのではないか?と常に思うこの頃です。
演奏家も、「楽典用語」が単なる用語とならぬ様に、作曲家が記入した理由を考えたり、自分が如何に感じて表現に繋げるかを日々試行錯誤しているのですから。


明日もテレビ・・見られるだけ見てみようと思っています。
相変わらずの毒舌、と思われそうですが、私にとっては何でも勉強になります。

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感謝を込めて - 2010.02.24 Wed

ベーゼンドルファーの調律師であられた神谷修務さんが亡くなられてしまった・・・
お通夜に参列させて頂きました。

去年の11月、府中の森ウィーンホールでの調律をお願いしてあったところ、別な方がいらして、闘病中である旨お話しくださいました。お大事にお伝えください、とお願いしたところ、数日後に「入院中なんだよ」とご本人より電話にて、抗癌剤治療や肺に溜まった水を抜く辛さから、私の夫にもくれぐれもタバコは止める様に伝えて、と逆に心配下さっていました。
でも、薬による治療が無い時には仕事もなさっている、とのことでしたから、又コンサートの折にはお願い出来る様になるのだろう、と信じていたのですが・・・

「日本ベーゼンドルファー社」がまだ平河町の砂防会館内にあった頃、「日墺文化協会」が設立されて暫くそこの一角を借りていた1980年代、協会設立に関与した夫の用事に私も何かと同伴し、日本でもベーゼンドルファーとはお付き合いが始まりました。ウィーンに居た頃には学校のレッスン室もホールも、演奏会場も全てベーゼンドルファー。下宿での練習もベーゼンドルファー。ですから帰国後も引き続き今に至るまで、本番ではベーゼンドルファーを選んで30年近くになろうとしています。自宅でも、ウィーンから持ち帰ったベーゼンドルファーを今でも一番使用しています。
調律師は大きな縁の下の力持ちの存在です。

神谷さんには我が家のピアノのみならず、私の好みを知っておられる調律師としてホールでも助けられていました。
丁度今、プロフィールの音楽にアップしているシューベルトの連弾も、当時のカザルスホールに、ベーゼンドルファーのインペリアルを無料でお借りし(シューベルト記念の年のコンサートだったと思います)、調律は神谷さんでした。
CDも、ヴァイオリンの小森文子さんとの「フランス派ヴァイオリン曲集」、リサイタルのライヴ「名曲のたのしみ」の調律もです。
特に「名曲のたのしみ」の折には、私の乳癌のみならず、まだその時には不明であった「多発性筋炎」の為、握力が甚だしく低下しており、その事を考慮して出来るだけ音量の幅が出る様に、つまり弱音が限りなく出、しかも粒が揃うように整音下さったのではないか、と思っています。
音色はしっかりCDに残っています。
神谷さん、有難うございました。
心よりご冥福をお祈り致します。



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指のその後 - 2010.02.23 Tue



又ですかい??


・・・と言われそうですが。

オリンピック選手達が頑張ってリハビリしたのですから、たったの指一本、負けてはいられません。
特に私の場合は不注意を通し越して自業自得の他何ものでもありません。



リハビリで引き続きケア。
プラストレーニング指導。


未だに左第2指はこの位しか曲がらないのです(痛いから曲げない、が正しい)
普通だと_convert_20100223122317


右は奥深く曲がります(利き手と反対でシャッターを押したので、ピンぼけになってしまいました)
右手_convert_20100223122204


リハの先生によると、中の腱が縮まってしまって、しかも組織に癒着状態、と。
これはマッサージして腱を伸ばし、痛くても一定時間曲げる事を日課としなくてはいけないそうだ。

いたたたたた・・・
いたたたたた・・・

容赦ない。
他の患者さんを診る間、曲げたまま包帯で固定されてしまった。「10分間そのままにしていてね~
そんな・・・

けれども不思議。
包帯を外したら曲がるではないか!!ゆっくり伸ばしたり曲げたり。
これをしないとピアノ以前の段階。



という訳で、しっかり自宅でも指導を守っています。
5分ずつ2-3回でも。
テープでちょっと留めておくだけでよいから、と言われれば無精な私でも気楽に出来ることです。
テープで固定_convert_20100223122244
(白いものは隠した訳ではなく、紙の絆創膏です)



その後は膠原病内科にて、最近の倦怠感を訴える。
血液検査もして頂いた。先日のヘルペスその他風邪症状なども気になり。

結果、CRP(炎症反応)も肝機能も異常なく、CPK(筋肉の破壊酵素)も正常。喉も赤くない。
何も問題ない様です。

ここのところ、パソコン画面を拡大せずに文字を打っていたことも関係あるかもしれない。
体内で普段眠っているウィルスは過労・ストレスで暴れ出すそうで~~

休憩を入れながら以降頑張る。
睡眠時間の取り過ぎもよくない様で


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男子フィギュアフリー - 2010.02.19 Fri

仕事をしていて途中で気付いた!
フリー始まっている!

こういう言葉は烏滸がましいながら「皆さん素晴らしかったです!!」

途中、シューズの紐が切れてしまい、それにも拘わらず大急ぎで時間内に処置をして続けて演技をした織田信成さん。
立派でした。

スイスのLambiel氏も素晴らしかった!ただ、最初の静かな音楽が淡々と流れている中(だと記憶)、何度もジャンプをしたのが何となく違和感。「乾杯の歌(椿姫)」になって感動!!

アメリカのLysacek氏、シェヘラザードの音楽と全く違和感のない演技。どうしてだろう?と思うに、ジャンプがタクトに合っていることも理由のひとつか?以前どこかに書いたのですが(うるさい、しつこいオバサンですみません!!!);
音楽家の目で見ていると、例えば曲の中に前打音として複数音があった時に、その前打音をどの様に入れるか、という選択があります。アウフタクト的に入れるか、強拍の頭に合わせて入れるか。これは曲想や時代にもよるのですけれども。
ライサチェクのジャンプはアウフタクトに入れて1拍目で着氷するか、或いは1拍目でジャンプして後打ちのタクトで着氷するか・・どのジャンプもどちらかだったのではないか?と思う。中途半端な位置ではなく。後できっと再放送されるので確認してみます。
その様な跳び方をしていると(意図的にか無意識にかは分かりませんが)、観ている方も何となく安心出来るのでしょうかね・・・

高橋大輔さんの演技も素晴らしくて、怪我からのリハビリの様子がいつかテレビで放映されて拝見しただけに、固唾を呑んで見守ってしまいました。感動でした。銅メダルまで取られて、本当にどれだけ辛い練習をされたか。
それと4回転にまで練習で挑んだので、3回転にはゆとりがおありだった??と思ってしまう程…

プルシェンコ大ファンとしては、今回の演技は少し残念なのですが・・・でも、やはり3年のブランクを経て(股関節の手術でしたでしょうか?)4回転への挑戦!!流石キャリアのある方は違います。自分を知り尽くしているのでしょう。

と、見終わった感激の勢いで書いてしまいました・・・
又ゆっくり整理・編集するかも分かりませんが、送信!!


______________________
以下、翌日の書き加えです。


回転数がそんなに大切なら、靴を改良すればよいでしょう・・と某ニュースを読んで思ってしまいました。

その方向に進むのなら、靴の改良(改悪??)も進むかもしれないです。
回転数を増やすには滞空時間を増やせば可能になる訳で。
目下の標準的なスケート靴では4回転が限界なのでしょうが、これ以上を狙うならあり得ることです。
とは言え、練習で5回転出来て本番は4回転だろう、とは思いますが…。

私個人は、如何に音楽と一致した表現を氷の上で見せて下さるか、音楽のフレーズや転調・ハーモニー、起伏などのドラマを身体で表現する方向を望みます。

ペレストロイカは名ばかりの時代、まだ特殊な技能を持った人たちだけが優遇されている頃に生まれ育って頑張り抜いた少年時代に壁崩壊・・・ まだ西ほどとは言えずとも、並ばなくても肉も手に入る、ハンバーガーも普通の人が買える・・・(努力の理由とは関係ないかも分かりませんが、ともあれソ連からロシアへ。敗戦時の我が国の頭の混乱と共通点を感じてしまいます。日本は物が無くなった訳で、深く考えている暇も無かったでしょうけれども…)

音楽の国際コンクールも、丁度私達の時代には「Russen(ロシア人)の来ないコンクールを狙う」という合い言葉の様なものがありました。彼らは、国内でのコンクールの為のコンクール、その又更にその為のコンクール・・・と、いくつものコンクールを勝ち抜いて国外に出る事が許されるので、完成度には他国人とは雲泥の差がありました。

追記でした(纏まらなくなったので放置ですみません)。
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勝負に出る時 - 2010.02.19 Fri

オリンピックを見ながら、遙か昔の自分を思い出してしまう。
1970年代の中、約3年間のことだけれども。

日本に居た頃は何の取り柄もなく、手は小さく(9度も使えない)恩師からも国内のコンクールを受ける候補にすら挙げられずにいた私が、留学してからどの師にも国際コンクールを勧められ、チャレンジしたことを思い出すのだ。

自分でも弾きたいと思っていた曲でもあったが、手の小さい私は「自分の武器」を作らねば欧米の大きな手を持ったピアニストには太刀打ち出来ないことは火を見るよりも明らかで・・・
必ず認められ、というよりも注目されるきっかけの曲は、いくつかのエチュードだった。
例えばショパンのOp.25/6、所謂「三度のエチュード」。メトロノーム記号では二分音符が69という速さが書かれてある。つまり四分音符に換算すれば138の訳だが。この速さでも難しいと感じる人も多い中、無謀にも四分音符で168に挑んだ。右手だけこの速さで楽に弾け、しかも左手で音楽を(会話の様に)豊かに表現すること。右は靄の中から現れる様なイメージ。
リストの超絶技巧練習曲の「鬼火」も同じ様なテンポで、そして不気味な雰囲気を醸し出したい、と。
全て自力で工夫した。
それ以前にはチェルニー60番などから重音のエチュードを、これで単なる指の瞬発力や指先の素早い動きを鏡を見ながら工夫した。

この2曲だけでも国際コンクールで目に留めて頂ける存在になれた。他にも数曲「この曲なら」というレパートリーもあった。
ミュンヘンの打ち上げでは審査員達からそれらのエチュードに関して質問攻めとなったこともあったっけ・・・遙か昔の1977年の話だ。


・・・と書くと傲慢は重々承知ながら・・・ただ、常に自力で試行錯誤を繰り返していた事は、今振り返れば書いて構わなかろうと思う。


目下フィギュアでの4回転ジャンプなどが騒がれているけれど、勝負を決めるのであれば日頃は150%確実に決めねばならない筈だ。
という事は練習時には5回転ジャンプが100%出来ていなければ駄目なのではないか?と思う。その他の競技も然り。

さりとてフィギュアは回転出来れば良い、というものではなく、音楽との一致が欲しい。

度々執拗ながら、大のプルシェンコファンとしては今回のショートでの彼の演技はがっかりした。
「アランフェス協奏曲」であんなにグルグル回ったり勢いある表現をしたり、流れている音楽とは無関係な表現・・・
一旦壊した脚をカバーし、温存しているだけなのだろうか?

いくらオリンピックと言えどもフィギュアは音を伴った芸術だと思う。
芸術とは「大変さ」を見せてはいけない。




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Zum Valentinstag - 2010.02.14 Sun

机の前に向かえば殆どパソコンを開いているのですが、なかなかブログ更新も出来ず・・・


気付けばもう2月も残り2週間ではありませんか!
2月が28日しか無いのは焦ります。

今日はSt.Valentine's Day。

私の代わりに娘の歌で「I love you !」をお届けします。
プロフィールに加えて、画像も一応ハート模様で切り紙をしました。

歌はこちらからもお聴きになれます。
親馬鹿の他、何ものでもありません・・・    
(演奏は2004年のライヴから。但し音源はMD→カセットテープ→CD-Rというややこしい手順になってしまい、音量を無理に上げた為ずっと雑音が鳴っています。)

_______________________________________________________

2月18日
ヴァレンタインデーが4日過ぎ、そのまま放置状態になっている事を思い出し、音楽は削除致しました。
又の機会にて!




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サンスーシー宮殿 - 2010.02.10 Wed

いつも海外の映像はオーストリアに偏りがちなのですが・・・

昨日は北ドイツでの出来事を、20:00~21:30, NHKハイビジョン, 城王たちの物語IV 「サンスーシ宮殿 フリードリヒ大王の憂いなき砦」を食い入るように見てしまいました。

http://cgi4.nhk.or.jp/topepg/xmldef/epg3.cgi?setup=/bs/premium8-tue/main

上記サイトの通り、再放送が昼間にあと2回ある様です。


この様な物語を目の当たりにすると、世界史をもっと勉強しておくべきであった!と悔います。
大学受験の為の世界史で終わってしまい、ドイツの歴史も全部名称は英語でしたし…(今はどうなのでしょうか?)


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2月のBGM - 2010.02.02 Tue

更新も途絶えがちで、BGMも放置状態でしたが・・・

2月最初はシューベルト4手連弾の為の「ファンタジー」です。
妹の奥千歌子との、1997年秋カザルスホールでの演奏会に於けるライブ録音です。

こちらからもお聴きになれます。

2月と言えば、どうもウィーンの冬の暗さが真っ先に浮かび、この曲に光景が繋がってしまうのです。

ところで妹との連弾は幼い頃の「お遊び」のひとつでした。
この1997年は、既にそれぞれの生活を何十年も続けた後久々の合わせ。住まいも遠くなり合わせる時間も殆ど取れず、幼い頃にピアノに向かっていればいつの間にか連弾で遊んでいた遠い昔を大変懐かしく思い出したものです。

そして更にそれから十数年が過ぎ、私が老いぬうちに(正しくは惚けぬうちに)4手の機会が作れたらなぁ…と私自身、勝手に思っているところです。

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プロフィール

奥 千絵子

Author:奥 千絵子
★上の画像は2001年にCDにして約3枚分を収録したものを,2006年に2枚組としてリリースしたCD「樂の音に寄せて」です.『レコード芸術』2007年1月号で「特選盤」として取り上げられました.戸倉新樹教授によるライナーノートは医学生にもお薦めです.その他のCDや著書はWebsite「本館」からお入りください.このブログも「本館」のDIARYです.
★このブログの"Grüß Gott !" (文字化けの場合はGruess Gott!)は墺・南独の時間を問わない挨拶です.Website「本館」のDIARYです.出版CDや著書の詳細は「本館」のメニューからお入りください.
Website「別館」もあります. 著書「ピアノと向きあう」の説明を補うサイトです.よく頂く質問に説明を記載しています.
★上記著書については今井顕 氏によるKINOKUNIYA書評空間WEBLOG を是非ご一読くださいませ.
Auch auf Deutsch schrieb ich…
★【膠原病の記録】余りに医療のカテゴリーがが増えてしまったので目下整理中です.大変複雑な病気の経験が同じ病の方々への参考となりましたら幸いです.
「乳癌と膠原病(皮膚筋炎・多発性筋炎)」「膠原病(退院後)」 ,その他の医療の話(自分以外も含めて)は「医療・病院関係」,に取り敢えず分けました.
平成12.12.12.病院での復帰リサイタルは演奏動画入り記録です。
★恩師のことは55年間を遡り少しずつ記載するつもりです。目下のところはこれだけです.
★コメントも大歓迎です。SPAM防止上、確認後に公開しております。ご理解をお願い致します.
★このブログや大元のサイトへの感想やお問い合わせはservus2008@gmail.com宛に@を半角に直して送信願います.
【BGM】
Robert Stolzメドレー
演奏:東京カンマーコレーゲン 
室内楽アレンジ:奥 千絵子
ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
演奏:奥千絵子 ショパンのワルツは上の画像の2枚組CD「樂の音に寄せて」に入っております.
★Copyrights©1997-2020 Chieko Oku All rights reserved.
制作・著作:奥千絵子
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