6月(不思議な症状に襲われたまま) - 1998.06.30 Tue
恩師,ライグラフ氏の来日リサイタル。
演奏を聴くのは何年ぶりだろう?浜離宮へ。
10日
ライグラフ先生を囲んで,京王プラザにて食事。
この時,我々東京カンマーコレーゲンのCD(全曲シュランメル)をお渡し出来た。しかし余り興味を示してくださらなかった(当然だ。ウィーン・ホイリゲの音楽として有名なのだから。しかも所謂クラシックの名ピアニストを育成される師である)。


リサイタルのパンフレットも渡すことが出来たが,ショパンばかりのプログラムが故,興味は示して頂けなかった(これも当然だ!)。特に「英雄ポロネーズ」は駄作,と言わんばかり。
プログラムは「名曲のたのしみ」のサブタイトルにて,最適の選曲だと思っていたのだが…
この日は楽しかったのは事実なのだが,20年ぶりのドイツ語にも疲れてしまったのも事実だった。
15日~
そろそろ練習開始。
生徒たちの合間を縫って,細切れタイムを利用,短期集中。
パンフレットに添える手紙も書き(パソコンはまだ無い),コピーし,封筒に宛名を書き,約100名の友人・知人達に送付。
22日
午後,ひたすら寒気がする。
右肘を中心に腕全体の鈍痛,そして倦怠感。
指は全く痛くもないのだが,夜になり腕の角度を変えることが出来なくなった。
23日
夜中,冷湿布が不快で明け方に剥がした。
肘を曲げているとさほど感じないのだが,動かそうとすると肘が痛む。
しかも力が全然入らない。箸もペンも持てない。洗濯ばさみは全くつまめない。ピアノどころか日常生活は殆ど不可能。
いつも何かあると飛んで行く西永福の整骨院へ行ってみたら臨時休業だった。
この整骨院は風邪でも内科的なものでも何であっても,背骨の矯正から始まり,局所のマッサージで大抵のものは治してくれる,駆け込み寺的有難い存在。
仕方なく,ボルタレンを服用してみる。痛みだけは軽減。
24日
整骨院へ再度。
悲鳴を上げそうな強烈なマッサージで,日常生活は何とかなりそうな状態にして貰えた。
25日
生徒4人,続けて7時間休みなしで指導。
手本を示す為に弾くことすら疲れ,それが全身の酷い倦怠感に変わって行った。
脚もだるくなり,自宅の階段をやっとの思いで昇降する。
26日
全力疾走後の様な全身の倦怠感。
ピアノの鍵盤で指先をトレーニングしようとしたら,指先から異常な発汗。恐ろしくなり練習を止めた。
二階にゆっくり階段を上っただけで,太腿がじわ~~~っと痛む様な倦怠感。暫くじっと我慢してその感覚が遠のくのを待つしかない。
自転車も2-3回ペダルを漕ぐとそれ以上動かせない。
ハンドルを握ることで首まで固まる。それなら徒歩で,と歩くが腕そのものが重くて,それは三角巾で吊っておきたい程。
整骨院,整形外科,温灸に通う毎日が始まった。
何しろ腕から指先まで冷たい!!
息子の綿ソックスの爪先をくり抜き,腕にはめてその上からホカロンを貼っておくと少し調子が戻り,10-15分の練習が可能になる。
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